「月1勤務？どうせお遊びでしょww」【職場のバイト女性を見下す正社員】→ 実は、彼女の正体は！？

知人女性F美は、頼まれた時だけ元職場の本屋で、アルバイトをしていました。
月1のペースで訪れるF美を見て、本屋で正社員として働くA子はマウントを取ってきたそうです。
F美から聞いたA子の仰天エピソードをご紹介します。

美しき助っ人

知人女性F美は結婚と共に、勤務先の本屋を退職していましたが、時たま店から「手伝いに来て！」と助っ人をお願いされていました。
それだけF美は、仕事の出来る女性だったのです。

優秀な仕事ぶりを発揮し、見た目も美しいF美は、勤務日数こそ月1程度でしたが、本屋の皆からも慕われていました。
しかしそんなF美に、最近店で働き始めた正社員A子は深く嫉妬していました。

「フン！なんで皆、あんなアルバイトのことをチヤホヤするのよ！」
彼女は常に自分が1番でなければ気が済まず、勝手にF美のことを目の仇にし始めたのです。

F美が店を訪れる度に、A子は彼女に意地悪な言動を繰り返しました。
例えば、いつもお洒落な装いのF美に対し「いつもキメてるわね～。まぁ、働くのが月1回だし、いくらでも見栄を張れるわよね？」と嫌味を言って来たりするのです。

A子の心無い言動に、周囲は顔をしかめていましたが、F美は歯牙にもかけていませんでした。
「いいのよ。私はA子さんの言う通り、ここには月1回程しか来ないし」

このようにF美が言い返さないのを良いことに、A子の行動は段々エスカレートしていったのです。

そんなある日、仕事中にA子は店長から呼び出しを受けました。
「なんだろう？」と思ってA子が店長の元に向かうと、店長が厳格な面持ちで口を開きます。

「A子さん。他の皆から聞いたけど、F美さんに失礼な言動を繰り返してるんだって？困るよ～。彼女は結婚を機に止む無く退職したけれど、そうでなければ、ずっと働いて欲しかったカリスマ社員だったんだから！」

今までF美のことを勝手に「時々しか働かないアルバイト」と見下していたA子ですが、とんでもありません！
F美は実業家の旦那さんを持つセレブ妻で、本当は働く必要など無いんです。
それでも店からの依頼で、快く働きに来てくれているのですから、寧ろF美には感謝するべきでしょう。

店長からの忠告に、赤面したA子は「申し訳ありませんでした」と店長とF美に深く謝罪しました。
そして人の好いF美は、快くA子のことを許してあげたそうです。

F美が幸福を掴んだのも、彼女の優れた人柄あってこそでしょう。

ltnライター：六条京子