警察の業界用語「うたう」の意味、分かる？

警察は犯人を逮捕したあと、「うたう」ように取り調べで導こうとします。もちろん、警察の前で歌うことではありません。いったいどんな意味なのでしょうか。

「うたう」とは、容疑者が自らの罪を認めて自白することです。捜査官側がこの言葉を使う場合、「うたわす」といいます。

この他に同じ言葉として、「落とす」・「割る」・「吐かせる」というものがあります。

また、胸のつかえが取れ、気分がすっきりした被疑者の立場に立った言葉として、関東では「ゲロる」と呼ぶこともあるそうです。

逮捕とは自由を奪う強制処分のため、身柄拘束にはタイムリミットが設けられています。

刑事訴訟法で規定が定めされ、警察は48時間までの拘束、検察は24時間までに逮捕の手続きをしなければなりません。

検察とは、起訴・不起訴の判断を検察官によって決定されます。

実際には、検察への送致は、検察庁に護送のため時間がかかることがあります。

検察官に引き渡された時点で、身柄拘束が48時間過ぎていることがあり得ます。

その際、超過した分の時間が検察官の持ち時間である24時間から引かれ、逮捕では最大72時間かかるのです。

文/編集・dメニューマネー編集部