(続3)全員「オーマイガー」しか出てこない…→結婚式前夜の悲劇の真実【これがアメリカの女子大生(60)】

＜(続3)全員「オーマイガー」しか出てこない…→結婚式前夜の悲劇の真実＞これがアメリカの女子大生[#60]

（前回からの続き）大学の同級生のヘザーとベンが結婚する事になり、結婚式前日に花嫁のヘザーの為にバチェロレッテパーティーを開催する事になった私達。

花婿たちのバチェラーパーティー軍団も乱入してきて全員で泥酔していたのですが、起きるとなぜか男子全員の頭が丸刈り状態になっているのです…。

さらに、他の人に目を向けると、私や花嫁のヘザーまでなぜか腰まであった髪の毛がボブくらいの長さになっており、ホテルの床は大量の髪の毛だらけというホラー現場のような有様だったのです！

しばらく全員がお互いの髪の毛を見ながら「オー…マイ…ガー…」とつぶやき続ける状況は今思うと面白いですが、当時は正に悪夢。

二日酔いでガンガンする頭の中でおぼろげな記憶を繋ぎ合わせていくと、男女でチームを作りジェスチャーゲームで負けた方が髪の毛を数センチ切る（どうしてそんな事を…）というゲームを延々と続けたおかげでみんな髪の毛が短くなってしまったのでした…。

男子達はまだしも、花嫁のヘザーもかろうじて坊主にはなっていなかったものの、横側が刈り上がった状態になっています…。

我に返った全員で大パニックになりながらも、とにかく結婚式が迫っているので準備をすることに。
悲惨な髪の毛を見たメイクさんにこっぴどく怒られた花嫁のヘザーも、大きめのヘッドアクセなどをつけて刈り上げもほぼ隠れてなんとか形になりました。

私達ブライズメイドもどうにか準備万端…と思いきや、メンバーの1人であるナンシーが見当たりません。
さんざん携帯にも連絡したのですが、結局連絡はつかなかったのですが、運よく新郎側の付き添いであるアッシャー役も1人現れなかったので、お互いの人数は揃ってなんとか式を無事に終える事に。

前夜の惨事はさておき、美男美女の2人はとっても幸せそうで、全員が号泣したくらいの感動的な素敵な式でした。

「Just married!」と落書きされた空き缶をつけた二人の車が発車するのを見送ったところで、我らの任務は完了となったのですが、あの時の安堵感と疲労感たるや今でも思い出すだけで汗が出ます（笑）

さて、ここで終わりかと思いきやこのお話にはまさかの展開がもう一つ！
結婚式に現れなかったブライズメイド役のナンシーですが、なんと前夜の惨劇の中でアッシャー役のトムと意気投合して、二人は車をかっ飛ばしてラスベガスで式を挙げてきてしまっていたのです！！

つまり、結婚式を挙げたベンとヘザーよりも付き添い役の二人が先に夫婦になってしまったという驚愕の事実を後で知らされた私達…。

こちらの後日談はまたいつか（笑） いや、本当に濃い2日間でした。

次回は、親が超マジになるアメリカのハロウィンについてご紹介します！