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「実家に戻りたい…」新婚生活1週間で私の心が折れてしまった理由とは

  • 2023.11.5

『新婚生活』といえば、世間一般的には楽しい!うれしい!幸せ!という明るいイメージがあるかもしれませんが、私にとっては毎日がつらくてしんどいものでした。結婚生活がはじまって1週間後には実家に帰りたくてたまらない気持ちになっていたのです。なぜ、そんなふうに感じていたのかというと……。

すべて親任せの生活

私は結婚するまで実家暮らしでした。実家では母が作ってくれたごはんを食べ、母が作ってくれたお弁当を持って仕事へ行き、母が洗濯やアイロンかけをしてくれた洋服を着ていました。父は、冬になると私の部屋のファンヒーターの灯油を入れてくれたり、私が通勤で使う車の窓ガラスが凍っていたら溶かしてくれてたり……。

私はたまに自分の部屋の掃除をしていたくらいで、家事と呼べるものはほぼしていません。私は結婚するまで、そんな親任せな生活を送っていたぐうたら娘だったのです。

そんな私の新婚生活がスタート!

そんな私が、結婚を機に実家から離れることに。夫との結婚生活がスタートしました。

共に働きでしたが、忙しい夫に代わり慣れないながらも家事は私がおこなうことに。朝は自分と夫のお弁当作りから。炊飯器の取扱説明書を読みながらお米をセットし、お弁当のおかずは毎日同じ冷凍食品。仕事から帰ってきたら、洗濯機の取扱説明書を読みながら洗濯。洗濯ネットや柔軟剤を知らず、このときは洗濯洗剤のみで洗濯していました。

夕食作りは初心者用の料理本を数冊買ってそれを見ながらおこなうことに。調味料は料理本の通りに入れたので味は問題なかったのですが、食材の切り方がバラバラで見た目の悪いおかずばかりでした。

きちんとした妻にならなきゃ

とにかく慣れない家事に悪戦苦闘する日々。次第に、私はそんな毎日がしんどく感じてしまうようになりました。会社で仕事しているほうがラクだと思ってしまうほどに。

今の私なら「だったら手抜きしたらいいじゃん!」と考えられるのですが、このころの私は結婚したばかりということもあってか「きちんとした妻にならなきゃ」という思いを強く持っていて……。決して夫からそのように言われたわけではありません。私がひとりで勝手に思い込んでしまっていたのです。

毎日そんな思いで慣れない家事と仕事をなんとか両立。そのため、新婚生活がスタートして1週間で「実家に帰りたい。独身のころの生活に戻りたい」とよく思っていました。

ただ、私は負けず嫌いな性格なので「ここで実家に帰ったら負けだ」と、何に対しての勝ち負けなのかはわかりませんが、このような気持ちがあり、とにかく毎日踏ん張り続けました。しばらくすると苦手だった家事はテキパキこなせるようになり、料理も上達。じょうずに手抜きする方法も身につきました。今では “プロ級の手抜き術” で仕事と家事を両立しているので、あのとき踏ん張ってよかったなと思っています。

著者/吉野詠美

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ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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