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もう一度英語を勉強したい!でもどんな英会話教室がいい?大人のリスキリングについて教えていただきました。

  • 2023.11.5

英語が話せるようになればいいな~と、漠然と思っている方は多いと思います。
仕事に学問、趣味、旅行など、英語ができれば世界は広がりますよね。
ただ、どんな教室に通えばいいのか、たくさんありすぎて分からない・・・という方も多いと思います。
今回は株式会社ブルーフレイムの代表で、コペル英会話教室の運営をおこなう、イムラン スィディキさまに自分に合った英会話教室の探し方について伺いました。

大人になってから英語の勉強を再スタートしたいと思っても、今や英会話教室は数えきれないほどあります。
ネット検索していても、結局どれがいいのかわからなくなり、探すのも嫌になるのではないでしょうか。
そこで、今日の記事では、自分に合った英会話教室を選ぶ際の最も重要なチェックポイントを2つご紹介します。

チェックポイント[1]あなたにとって通いやすいか


最も重要なチェックポイントは「通いやすさ」です。
実は「通いやすさ」は多くの英語学習者が気にする「モチベーション」と深く関係があります。
モチベーションについて誤解されている方が多いので、先にモチベーションについて説明させてください。
「英語の勉強を始めるぞ!」と気合いを入れて習い始めたはいいものの、たった数ヶ月でモチベーションが下がってしまって、あんなに楽しみだった英会話学習が億劫になってしまった・・・という経験はありませんか。
そんなモチベーションが下がった自分にガッカリする方も多いと思いますが、実はこの「モチベーションが上がって、下がる」という現象はモチベーションの本質なのです。
本来は、「モチベーションが無い」という状態が「正常」で、「モチベーションが上がっている」状態が「異常」なんです。
なので、「モチベーションが下がる」というのは、モチベーションが「正常」に戻ろうとしているだけなのです。
さて、モチベーションが下がってしまうのはモチベーションの本質なので、気にすることはないということを念頭に置いてください。
そう考えると、英会話教室を選ぶ際は、「モチベーションが下がる」ことを前提にしなければいけません。
なぜなら、あなたはモチベーションが下がった時に、わざわざ少し遠くにある英会話教室に足が向かなくなるからです。
ということは、教室の場所は、あなたのモチベーションが下がっても、足が向きやすいところがいいですよね。
例えば、自宅に近い英会話教室、働いている方の場合は会社の近くにある英会話教室、別の習い事をしている方だったら、その習い事と同じエリアの英会話教室を選ぶと良いでしょう。
または、自分の好きな場所、そこに行くとテンションが上がる場所などがあれば、その周辺でもいいと思います。
モチベーションが下がるのはわかっているのです。
気合いを入れてモチベーションを上げるのはとても難しいことです。
「通いやすい英会話教室」を選ぶことによって、モチベーションが下がっても英語学習が継続されるようにしましょう。

チェックポイント[2] レッスン・スタイル

今や英会話教室にはさまざまな形態があります。
短期集中型で学ぶものや、従来の月謝制の英会話教室もあれば、回数制(チケット制)で好きな時に好きなだけ通えるスタイルもあります。
どのスタイルが最も効果的かではなく、自分の性格やライフスタイルに合う学び方を選ぶようにしましょう。
ここでは各スタイルの性質とメリット、デメリットについて説明します。

1)短期集中型の英会話教室
直近で何かしらの目標(3ヶ月後に資格試験を受けるなど)がある方や、長期間コツコツやるよりも、短期間に詰め込んで勉強する方が合っている、という方はこのスタイルをご検討ください。
しかし、ここで一点注意があります。このスタイルは短期集中型というだけあって、短期間でたくさんのことを学ぶだけではなく、覚えなくてはいけません。
授業はたくさん受けたけど、内容をほとんど覚えていません、ということでは当然話になりませんよね。
つまりこのスタイルで学ぶ場合、短期間にたくさん英語を覚える自信がある方には大変おすすめですが、短期間で覚えるのは苦手、詰め込みは苦手という方には、当然おすすめできません。
実際、短期間で覚えるのは苦手な方が、短期集中型が良いらしいという話を聞いて、受講してしまい、途中で行かなくなったという話はよく聞きます。
短期間ならがんばれると思って始めたは良いものの、結局は志半ばでリタイアする方も少なくはないようです。
自分の性格やライフスタイルに合わないやり方は、必ず苦しくなるので、いくら良いと言われても避けるようにしましょう。

2)月謝制の英会話教室
月謝制の英会話教室は、毎週少しずつコツコツとやりたい方に向いたスタイルです。
週1回や2回の頻度で、少しずつ学び、少しずつ身につけていくことに対してストレスを感じない方には、月謝制の英会話教室がおすすめです。
元々学習というものは、繰り返しの上に成り立っています。
どんな作業でも繰り返し行うことによって上達しますよね。その通常のプロセスで上達したい方には、月謝制の英会話教室がおすすめです。
月謝制の英会話教室のデメリットとして挙げられるのは、急激に英語力が伸びることはないということです。
月謝制の英会話スクールに通う生徒さんの多くは1、2ヶ月程度で結果が出ないと、そこの英会話スクールはダメなのかと思ったり、自分は英語の才能が無いのかなと思ったりして、辞めてしまいます。
月謝制の英会話教室では、週に1回や2回のペースで、コツコツとやるのですから、1ヶ月、2ヶ月で結果を求めず、半年から1年単位で考えるようにしましょう。

まとめ
ということで、今回は英会話教室を選ぶ際の重要な2つのチェックポイントをご説明しました。
英語はあなたの仕事とプライベートの可能性を広げてくれるスキルです。
がんばって身につけてください!


イムラン スィディキ Imran Siddiqui
株式会社ブルーフレイム代表
1976年生まれ。
上智大学大学院時代、複数の英会話スクールで人気講師となる。
大学院卒業後、会社勤めしながらも英語教育への熱意が冷めず2003年「コペル英会話」を設立。
2017年、株式会社ブルーフレイムを設立。全国で英会話セミナーを開催、オリジナル英語教材も数多く手がける。
2019年より英会話講師・英語コーチの育成を開始。大人の語学留学や親子留学のプロデュースも手がける。
2020年3月よりオンラインの英語学習プログラムを大人および子ども向けに展開。
2021年には大田区の学生向けの個別学習塾を引き継ぎ、塾業界に参入。
おもな著書に 『人生が劇的に変わる 新・英語日記: 1 日1つ、日本語で日記を書くだけで英語がスラスラ話せる』、『これを読むまで英語はあきらめないでください!』(大和書房)などがある。

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