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むしろ太る原因に!?40・50代が避けるべき発酵食品の食べ方

  • 2023.11.5

デトックスやダイエットに役立つといわれる「発酵食品」ですが、食べ方によっては太る原因につながることがあります。

管理栄養士の筆者が、発酵食品のNGな食べ方をご紹介します。

■発酵食品の魅力

発酵食品とは、納豆や漬物、味噌、ヨーグルト、キムチなどの食品のことで、「乳酸菌」や「こうじ菌」「ビタミン類」などが豊富に含まれており、発酵によって味や香りが良くなっているのが特徴です。

乳酸菌などの善玉菌は腸内で悪玉菌の増殖・定着を防ぐ働きがあり、腸内環境をキレイにする効果が期待できます。

腸内環境が整い排便がスムーズに行われ、代謝が良くなると、痩せやすい身体づくりにも役立ちます。

身体にさまざまな良い影響を与える発酵食品ですが、食べ方次第では太る原因につながることがあります。

■発酵食品のNGな食べ方

トッピングのしすぎ

発酵食品自体は健康や美容に役立つものであっても、トッピングが多すぎると太る原因につながります。

例えば、ヨーグルトにドライフルーツやナッツ類、フルーツソースとたくさんトッピングをして食べる場合、カロリーや糖質が過剰になってしまいます。

納豆の場合は、卵やマヨネーズを入れすぎるとカロリーが過剰になるため、注意が必要だといえます。

改善策

トッピングするものは、「タンパク質」や「食物繊維」が摂れるものを選びましょう。

ヨーグルトであればきなこ黒ごま、納豆であればネギみょうが大根のおろしめかぶなどがおすすめです。

食べ過ぎ

どれだけ身体に良いものでも、食べ過ぎはNG。キムチやザーサイなどの発酵食品は塩分が多いため、食べ過ぎると脚などの部分太りの原因につながってしまいます。

また、ヨーグルトの食べ過ぎは下痢を招く場合もあるため、お腹が弱い方には要注意です。

特に、飲むヨーグルトのような手軽に取り入れられるものは、つい摂り過ぎてしまう&加糖タイプの商品が多いため、気をつけましょう。

改善策

1日あたり、納豆やヨーグルトは1パック程度にし、キムチやザーサイ、漬物などは小皿(小鉢)にのる程度、あるいはお箸一掴み程度にしておきましょう。

発酵食品だけを食べる

ヘルシーだからといって、発酵食品やサラダなどを中心とした食生活を送っている場合も、実は痩せにくいため注意が必要です。

身体が必要とするカロリーが摂取できていないと飢餓状態だと判断して、筋肉の「タンパク質」を分解してしまいます。すると、筋肉量が低下します。

基礎代謝量は筋肉量に比例するため、筋肉量が減ると代謝が落ちて痩せにくくなるのだそう。

改善策

タンパク質をしっかり取り入れた食生活に発酵食品をプラスするといった心がけをもちましょう。

「鶏肉の味噌漬け」や「ザーサイ入り卵焼き」「刺し身+味噌汁」など、タンパク質+発酵食品を意識してみてください。

せっかく痩せ効果が高い「発酵食品」を取り入れるのなら、その効果を減らすような食べ方はさけたいですよね。ご紹介したNGな食べ方&改善策を参考に、毎日の食生活に発酵食品をかしこく取り入れて、ダイエットに役立ててみてください。

(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)

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