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「やはりな!」2人きりで話したいというママ友。詳しい内容を聞くと返ってきた驚愕返答<ママ友と私>

  • 2024.2.21

妊娠中は1人で過ごすことが多かった、すやすや子さん。住んでいる場所には知り合いもおらず、夫は出張がち。出産したら話せるママ友がほしいと思っていましたが、産後はメンタルが落ちることも。育児教室で出会ったママからは保険、児童館で知り合ったママからは宗教、それぞれ勧誘にあいました。一方で、気を遣いすぎることなく一緒に旅行をしたり、同じ悩みや考えを持ち何でも話せたりして、産後に子ども抜きの付き合いができる「友だち」もできました。そして今、近所の公園で子ども同士が遊び仲間というママ友ができ、そのママ友田中さんの手料理パーティーに招待されたのですが、なんと夫婦2人から勧誘されてしまうという事態が起こりーー。

田中さん宅で夫婦2人からの勧誘攻撃をかわしてからの帰り道、ママ友カヨさんの過去の勧誘話を聞かせてもらったすや子さん。手料理の材料費を請求されるなど散々な目に遭いましたが、普段の関わりないからバッサリ断れたとカヨさんは言います。

田中さんとは子どもたちの関係もあるため、面と向かって勧誘を断るのは難しくスマホから連絡をすることに。これで一件落着と思いたかったのですがーー。

勧誘なしのお付き合いは無理だったの?

※ブラインド勧誘とは:本来の目的を伝えずに面会の約束を取り付け、勧誘行為を行うこと(訪問販売、マルチ商法など)。

田中さんに、手料理のお礼とおすすめ品の購入ができないことを伝えると、残念がったもののそれ以上は食い下がられず、また遊びましょうと締めくくられていました。

ひと安心したのも束の間、田中さんから2人でお茶しないかという連絡が届きます。いつもはカヨさんを入れた3人で会っているのに2人の指定とは何か裏を感じ、カヨさんも誘おうと返すと2人でお話したいとレスが。思い切って、話とは何かを尋ねるとーー。

「すや子さんにおすすめのヘアケアセットがあるんですよ。あと⚪︎⚪︎のセミナーに一緒に行きませんか!?」

返信を見てやっぱりと思ったすや子さん。髪の毛はいいトリートメントが見つかり、セミナーも新しく物を買う予定もないと伝えるのですが、セミナーは感動するので1回だけでも聞いてほしいと諦めないので、はっきりさせるためにすや子さんは⚪︎⚪︎抜きで田中さんと付き合いたいとメッセージを送りますが、それ以降の返信はありませんでした。

後日、カヨさんと話すと、同じ内容の連絡が彼女にも届いていて、カヨさんが勧誘でなければ行きますと伝えると、すや子さんの時と同様、既読スルーのままに。

田中さんも、そしてこれまですや子さんを勧誘してきた人たちも、悪気はなくただ「自分がいいと思うもの」「良かれと思ってのこと」だったのかもしれません。

しかし、最初に友だちを装って近づいてくることや、ブラインド勧誘は悲しいのでやめてほしいと思うすや子さん。何かすすめたいものがある場合は、事前に目的を伝えてほしいと心から思うのでした。

◇ ◇ ◇

個別でお茶を誘ってきた田中さんに、すや子さんもカヨさんも勧誘のないお付き合いしたいと伝えますが、その後の返信はないというなんとも悲しい結果に。

ママ友は子どもの人間関係にも関わってくるので断りづらいと言うすや子さん。田中さんの件はその典型的なパターンと言えますよね。

すや子さんは、勧誘や宗教自体が嫌だと思っているわけではなく、何かを広めるために宣伝やPRは必要だと思っているそう。もし本当に善意ですすめてくれるなら、メールなど断りやすい状況での勧誘や、事前に勧誘が目的だということをきちんと伝えてほしいとのこと。

悲しいのは、友だちだと思っている人から久々に会って実は勧誘だったパターンや、友だちになりたいと近づいてきて真の目的は勧誘だったというパターン。

産後でメンタルが落ちている時に親切なふりをして接触してきて勧誘だった時は人間不信になって本当に辛いものです。また、子どもの発達について悩んでいた時に「この話を聞いたら…」「これを買ったら改善する」という親ならではの悩みにつけ込むのも性質が悪いですよね。

すや子さんは、産後うつで家に息子さんと2人きりになることを避けるのと息子さんの発達を促すために、公園や児童館など毎日どこかへお出かけすることでたくさんの人に会う機会があり、その結果勧誘に遭う確率も高かったのではと自ら分析。

このマンガでママ友が怖いと思ってしまうかもしれないけれど、大多数は勧誘しない人たちであり、よい出会いもあったのでご心配なくとのこと。

マイナスイメージを先行させすぎたり、反対に無防備になりすぎることなく、ママ友とのお付き合いを楽しみ、もし問題になりそうかなと思った際には、まずはパートナーや家族、信頼のおける人たちに相談しつつ、頭の片隅にこのマンガで起きたことに思いを馳せていただければと思います。


著者:マンガ家・イラストレーター すやすや子

ベビーカレンダー編集部

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