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モラ夫「お前の飯はマズい!」【嫁が姑に相談すると】「いい考えがあるわ!」と言われ、夕食を囲むと?

  • 2023.11.4
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心を込めて作ったお料理を、「マズい」と言われたら傷つきますよね。今回は何を作っても旦那さんに「マズい」と言われて悩んでいた経験のある私の知人、Yさんから聞いたお話です。

画像: ftnews.jp

料理が口に合わない?

Yさんは当時結婚したばかり。

もともとお料理が好きなYさんは、毎日旦那さんのために美味しい料理を作って旦那さんの帰りを待っていました。

「うーん、マズい!」
腕によりをかけてお料理を作っても、旦那さんは何を食べても「マズい」と言うばかり。どうやらYさんの作るお料理は全て、旦那さんの口には合わないようです。

「もったいないから食べるけどさ、マズいよ。俺のおふくろに料理習ってきなよ」
そんなことまで言い出す始末。Yさんは毎日毎日マズいと言われ続けて、すっかり気落ちしてしまいました。

お義母さんに相談

「私の料理が口に合わないみたいで……お義母さんのお料理を習いに来ました」
ある日Yさんは旦那さんの義実家を訪ね、そう言ってお姑さんにお料理を教えてくれるようにお願いしました。

「別にいいけど、これも充分美味しいわよ?」
Yさんが自分で作った煮物を差し出すと、お義母さんはパクっと一口食べて言いました。
「私の方が習いたいくらいよ、こんなに美味しいもの作れるんだから」
「え、そうですか?」

「うん、あのバカ息子どうかしてるわ」
お姑さんはパクパクとYさんの料理を口に運び、不思議そうに首を傾げました。
「どうしてこれをマズいなんて言うのかしら」

しばらく考え込んだあと、お姑さんはポンと手を打ちました。
「ちょっと、いい考えがあるの」
「え?」

そしてYさんはそのまま、お姑さんを連れて自宅に戻ることになりました。

3人で夕食、しかし……

「ただいまー。あれ、母さん来てたの」
「うん、Yさんのご飯がどんなものか食べてみようと思って」
「ふーん、まあマズいけど食ってきなよ」
旦那さんは帰宅してすぐ、お姑さんにYさんの料理がマズいことを伝えました。Yさんは内心傷つきながらも、出来上がった食事を盛り付けてテーブルに運びます。

「いただきまーす」
手を合わせて、3人は食事を始めました。
「やっぱマズい!」
旦那さんはいつものようにマズい、を連発します。
「そんなにマズい?」
お姑さんは不思議そうに尋ねました。
「マズいよ、俺だから我慢できるけど」

「はあ!? 悪かったわね、今日のごはんは私が全部作ったんだよ!」
お姑さんは大声で言いました。
「母さんが?」
「そうよ、Yさんお料理上手いのにマズいって言われるって悩んで私に習いに来たのよ? なんか怪しいと思って、今日は私が作ってみたんだよ。一体どういうわけ?」

お姑さんに叱られて、旦那さんは気まずそうに答えました。
「亭主関白に憧れてたんだよ……先輩に聞いたら最初が肝心だって言われて」
「そんな理由だったの? この大バカ息子!!!」

詳しく聞いてみると、旦那さんは昔から亭主関白な家庭に憧れていて、まず手始めに料理に文句を言うところから始めたのだと言います。
「亭主関白ってのはね、ただ文句つけることを言うんじゃないのよ! 勘違いもはなはだしい!」

旦那さんはお姑さんに散々叱られ、それからは料理に文句をつけることがなくなったとのこと。
亭主関白どころか、今ではYさんが完全に尻に敷いている、立派なかかあ天下です。

亭主関白に憧れるのは結構ですが、結局旦那さんにはその器がなかったようですね。

ltnライター:緑子

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