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肝心なのは、スピードとパワー! すぐに試せる超簡単“バンカー脱出のコツ”

  • 2023.11.4

バンカーが苦手で1発で出ないことが多い……と悩むゴルファーは多いはず。バンカー脱出で肝心なのは、スピードとパワー! しかし、自分はそのどちらもないから苦労している、なんて思っている人でも大丈夫。バンカーからボールを高く上げて、飛距離も出すコツがあるんです!

【バンカーのコツ★01】バンカーが苦手な人は足を大きく開いてお尻を下げる!

バンカーはアプローチと違い、インパクトでボールの下にヘッドを潜らせ、砂を取らなければいけないので、そのぶんいつもよりお尻を下げて体の重心を低くする必要があります。まずは構えるときに足を大きく開いてヒザを深く曲げ、お尻をぐっと下げて、体の重心を低くしましょう。空気イスに腰かける、その場にしゃがむといったイメージです。

アプローチと同じように構えると、ヘッドがボールの下まで届かなくなり、失敗しやすくなるので注意しましょう。ヒザを曲げてお尻を下げるぶん、いつもよりボールから離れて立つのがコツです。

棒立ちのような構えでは体の重心が高くなってしまい、ヘッドが砂の中に深く潜らない。

体の重心を低くするほどヘッドが砂の中に深く潜る

体の重心を低くしたら、ヘッドが砂の中に深く潜ってくれます。ヘッドをボールの手前に落とし、砂とボールを一緒に飛ばしましょう。このときインパクトがゆるまないように、しっかり振り抜きます。サンドウェッジのバンスを砂にしっかり当てるのもポイントです。


篠原まりあ
●しのはら・まりあ/1996年生まれ、大分県出身。162cm。15年にプロテスト合格、同年の新人戦に優勝。19年に初のシード入り。22年はステップアップツアーの山陽新聞レディースカップで2位。大岡産業所属。


【バンカーのコツ★02】インパクト後はクラブも体も止めず、最後まで振りきる!

インパクト後にクラブも体も止めずに、最後まで振り切ることで、スピードが上がり、パワーも引き出せる。「振り切っても、砂を少しでもとれば飛距離は落ちるので飛びすぎを心配しなくてOKです。無理矢理でもいいので、シャフトが背中に当たるまで振り切ったフィニッシュをとってください。こんなに振ってもいい、振ったほうがいいのか! と思うはずです」(赤坂)

これはNG!

「打って終わり、が最悪です!」と赤坂コーチ。バンカーはヘッドを正確に入れることに意識がいきがちだけど、一番大切なのは“振り切る”こと。苦手な人ほどこれを優先してください。ヘッドをボールの手前に正確に入れたとしても、振り切らないと脱出に必要なパワーもスピードも上がりません。


解説=赤坂友昭
●あかさか・ともあき/1985年生まれ、福岡県出身。国内外・男女のプロのスイング、最新のゴルフ理論、クラブや体の使い方などを日々研究し、東京ゴルフスタジオやトータルゴルフフィットネスでレッスンを精力的に行っている理論派コーチ。

モデル=永澤怜門


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