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「渡す…!」漫画に挟んだラブレター、10歳の勇気を振り絞って|10歳だった

  • 2023.11.3
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この漫画はさき(@sa.ki.ro.ku)さんが小学生の時に経験した、忘れることのできない「恋」のお話です。絵を描くのが大好きだったサクちゃんは、自作の漫画を友達に見せていました。ある日、後ろの席の前橋君が「見たい」と言い出します。漫画を見た前橋君の言葉にサクちゃんは舞い上がります。そして、サクちゃんは恋に落ちるのでした…。『10歳だった』第2話をごらんください。

漫画を見てからかったりすることなく、心からほめてくれた前橋君。前橋君の存在がサクちゃんにとって大きくなっていくのが伝わってきますね。

勇気を出して前橋君に手紙を書いたサクちゃん。緊張しながら手紙を漫画に挟み、前橋君に渡しました。前橋君からどんなお返事がくるのか気になりますね。

親の思想が子どもの不自由とならないために

10歳の小学生のサクちゃんと前橋君は、漫画を通して交流したことで恋心が芽生え両思いとなりました。しかし、前橋君のお母さんの信仰のもと、2人の交流も初恋も打ち砕かれることに。

親が何を信じるかは自由だと思います。しかし、親が信じるものを家庭の教育として子どもに強要することは、時として子どもの人権や自由を侵害してしまうことも…。

もちろん子どもの身を案じ、子どもの交友関係に親が介入しなければならない場合もあると思います。ですが、子ども同士にも立派な人間関係と社会が存在します。それを親の思想や価値観で一方的に崩すことは、親や社会に対して不信感を抱くきっかけとなることもあるでしょう。

この漫画を通して、信仰だけでなく、親が子どもに「教育」と称して、考え方を押し付けたり支配したりしていないか考え直すことが大切だと感じました。幼い子にとって、親の存在や発言は、大人が思う以上に絶対的な「正義」として子どもに強い影響を与えると思います。

親がもつ影響力が子どもの負担や不自由につながることは、とても不本意なことです。親は子どもがさまざまな知識を持ち、自ら選択して決められるように導く存在でありたいですね。

著者:ume

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