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本当においしいアジフライを探せ!東京のアジ自慢の名店2軒

  • 2023.11.6
本当においしいアジフライを探せ!アジフライ自慢のお店2軒

京ばし 松輪(京橋)

生きたアジから生まれるふっくら食感

京ばし 松輪のアジフライ
京ばし 松輪のアジフライ

誰もがよく知る料理ほど、魚の良さや違いが伝わるはず。魚自慢の割烹料理店が、アジフライ定食一本のランチを始めたのはそんな思いからだった。瞬く間に「アジフライの店」として名をとどろかせるようになり十余年。昼の行列は途切れることなく今日に至る。

東京湾で揚がるアジを生きたままおろし、一晩寝かせて使用。余分な水分を出しながら徐々に身が締まり、加熱した時にふっくらとした厚みが出る。刺し身で食べられる新鮮さゆえ、揚げ時間は一瞬。皿に盛り、テーブルへ運ぶ間に、余熱で火が入る計算だ。

香りの強いソースをかけると魚そのものの味が半減するので、大根おろしとワサビ、醤油でどうぞ、というスタイル。さっぱり、ツンと香るワサビの奥から、ジューシーな魚のおいしさがあふれ出す。中骨を揚げたせんべいが付くのも、ちょっと得した気分。

Information

京ばし 松輪

京ばし 松輪

京ばし松輪のアジフライ定食1,300円。1日限定70食。

住所:東京都中央区京橋3−6−1 B1(入口は1F)
TEL:03-5524-1280
営:11時30分~(売り切れ次第終了)、17時~23時。
休:日曜・祝日

ポンチ軒(御茶ノ水)

ラード入りの油で揚げたサクッと衣が肝

ポンチ軒のアジフライ
ポンチ軒のアジフライ

とんかつの店として名高いが、前身は赤坂にあった洋食店〈フリッツ〉。その名残か、とんかつ以外の料理も評判が高い。メンチカツにクリームコロッケ、カレーなど、どれもきちんと作られた丁寧な味。アジフライもしかり。熱狂的なファンを持つ隠れた名物である。

まず、衣が旨い。粗めのパン粉をたっぷりとまぶし、しっかり色がつくまで揚げてある。かぶりつくとザクッと音がするほどの香ばしさだ。秘密はやはり“揚げ仕事”にあり。〈ポンチ軒〉では、とんかつは植物油で軽やかに、アジなどの海鮮類は、ラード入りの油を使い、高温、短時間で一気にリッチに揚げるのだという。アジは、よく脂がのった大ぶりのものが使われていて、パンチのある衣とのバランスが秀逸。食べ応えも大満足だ。卓上にはソースが2種、小皿でポン酢とタルタルソースが付くので好みの味つけで。

Information

ポンチ軒

ポンチ軒

アジフライ定食1,250円。ご飯、豚汁、キムチ付き。単品(1匹)580円。とんかつなどに追加することも。仕入れ状況により数に限りあり。

住所:東京都千代田区神田小川町2−8
TEL:03-3293-2110
営:11時15分~14時LO、17時30分~20時30分LO
休:日曜

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