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お金が逃げる!実は「節約になっていない」4つのNG行動

  • 2023.11.3

節約のつもりでやっている行動が、実は散財につながっていることがある。たとえば、セールの時期に、あれもこれも商品を買うという行為は、大きな出費になる。ほかには、どんなNG行動があるのだろうか?

■実は間違った節約術

たくさんある節約術の中には、実はあまり効果がないどころか、かえって損するようなものもある。日頃やっていることがないか確かめてみよう。

●使わない電化製品のコンセントを抜いておく

使わない電化製品のコンセントをこまめに抜いても、あまり節約の効果はないかもしらない。

待機電力が気になる人は多いかもしれないが、実は電化製品のコンセントをさしっぱなしにしても電気の使用量はあまり変わらない。

たとえば、オーブントースターの待機電力は0.04W、テレビの待機電力は0.3Wとほとんどが1W以下だ。

テレビのコンセントを抜いても、1ヵ月の電気料金は約6円程度しか変わらず、1年間で考えても70円程度なので節約効果は薄いといえる。

ちなみにテレビのコンセントを抜いてしまうと、その間の番組予約録画ができなくなってしまうので、メーカーもリモコンでの電源オフを推奨している。

●トイレのタンクにペットボトルを入れる

トイレのタンクにペットボトルを入れて水道代を節約する方法は、思わぬ出費につながる恐れがある。

水洗トイレは、タンクにたまった水を一気に流して便器をきれいにする。タンクに水の入ったペットボトルやレンガを入れると、節水にはなるが、流れる水の量が減って排水管に汚れがたまりやすく、詰まりの原因になる。

タンク内の部品がペットボトルやレンガのせいで壊れることもある。

配水管の詰まりやタンクの部品が壊れると修理が必要になるので、思わぬ出費になるだけでなく、トイレが使えず不便な思いをするだろう。

■実は節約になっていないNG行動

節約のための行動が、かえって散財につながり、いつまでも貯蓄できないことがある。次の行動をとっている人は、本当に節約になっているか振り返ってみよう。

●SNSでお得な情報を探す行動

SNSにはお得な情報があふれているが、見ているうちに物欲をかき立てられ、お金を使い過ぎてしまうことがある。

「知らないと損」「知らないと後悔する」などキャッチーな言葉が入った投稿も多いため、お得な情報を見逃すのが怖くなり、ついスキマ時間にSNSを開きがちになる。

しかし、投稿や広告で魅力的な商品を見つけると、ほしくなって結局は散財につながる。

お店と比べてその場で買えるネットは、購入のハードルも低くなるだろう。

お得な情報を追いかけすぎない、1日の中でSNSを見る時間を決める、目的なくSNSを開くのをやめるなど工夫しながらSNSと付き合うことで、物欲をかき立てられることが減り、節約できるかもしれない。

●セールの時期に服を買う行動

セールの時期に服を買いに行くのは賢い選択に思えるが、どれもこれもお得に見えて、買い過ぎてしまうことがある。

セールでは、元の値段に二重線を引くなど、あえて元の値段が分かるようにしてある。

これは心理学のアンカリング効果を使ったマーケティング手法で、元の値段の印象が強く残り割引後の値段が安く感じられることで買いたくなるという仕組みだ。

セールの時期に服を買いに行くと、アンカリング効果でどれもこれもお得に見えて散財してしまうかもしれない。

セールにこだわりすぎず、もし割引された商品を買うときは、元の値段ではなく割引後の値段を基準に、本当に買って後悔しないかよく考えよう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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