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【意外と迷う】「様」と「御中」、“キャンペーン係”の後につけるのはどっち?

  • 2024.2.10
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出典:PIXTA

メールや文書の宛名を書くとき、よく使われる敬称として「御中」や「様」がありますよね。これらの使い分けに迷ったことのある方って意外と多いのではないでしょうか。

今回は、「御中」と「様」の使い分けや宛名を書く際の注意点を紹介します。意外と迷う社会人のマナー、この機会にしっかりチェックして、正しく使えるようにしていきましょう!

「御中」の使い方

御中は、「組織の中の誰か」に対する敬称。宛名が個人でない場合に使用します。なので会社名の後ろにつくだけでなく、特定の「部」や「係」の後ろにつけたり、担当者の個人名がわからない時には「組織名+部署名+御中」の形で使ったりします。

【使用例】

  • ○○株式会社 御中
  • ○○大学 文学部 御中
  • ○○株式会社 キャンペーン係 御中

「様」の使い方

対する様は、「個人」に対する敬称。相手が目上、目下どちらであっても使用可能で、宛名が個人の場合に使います。組織宛で出すとしても、個人名がわかっているときは個人宛が基本です。

注意したいのが、役職と名前を並べて書くとき。役職名も敬称にあたるので、書く順番は「役職名+名前」の順。そのあとに、「様」をつけましょう。宛先が複数名いる場合は、一人ひとりに「様」をつけてくださいね。

【使用例】

  • ○○株式会社 佐藤 様
  • ○○株式会社 営業部 部長 田中 様

「御中」と「様」は併用NG

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出典:PIXTA

「~御中 ○○様」のように、併用するのはNG。敬称が重複して違和感のある日本語になってしまいます。個人宛で敬称を使う場合はすぐ上に段落で記したように、「御中」を除いて「様」だけを使うようにしましょう。

おわりに

普段なんとなくで使っていた方も、あらためて意味を確認すると新しい発見があるのではないでしょうか?仕事を円滑に進めるためにも、ぜひそれぞれの使い方を覚えて、理解した上で使えると社会人としてもスマートだと思います。

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です
※記事内の画像はイメージです
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。