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ついつい「わかる〜」って言ってない?【デキる大人の気遣い】 相手が話しやすくなる“言い換え”とは

  • 2024.2.16
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出典:PIXTA

“話し上手は聞き上手”なんていう言葉もあったりしますが、みなさんは誰かから相談されている時、どんなあいづちをしていますか?「わかる、私も同じ」「へぇ、そうなんだ」「なるほど」などはよく使っているかもしれませんね。

ですが実はそのあいづち、ちょっと良くないかもしれません!せっかく相談を受けるなら、相手が快適に話せるように心がけたいところ。今回は元秘書の筆者が気をつけていた、NGなあいづちと素敵になる言い換えをご紹介します。これを機に、デキる大人の作法を身につけちゃいましょう!

その1.「わかる、私も同じ」

考え方や価値観は人によってさまざま。そのため相手の話を聞く場合、感覚や意識が異なるということを前提に会話することが大切です。もちろん本当に同じような出来事を経験したということもあり得ると思いますが、安易に理解したような振る舞いをすると、「本当にそう思ってる?」と相手に不安や残念な気持ちを与えかねないため、気をつけたいところです。

言い換えるならば、“わかるような気がする”といったニュアンスを伝えられる言い回しができるといいと思います。例えば「もし私に同じことが起きたら、私もそう思うだろうな」「全く同じ経験ではないけれど、近いことが私にもあったよ」というような表現にすると、相手の感覚を決めつけることなく共感することができますよ。

その2.「なるほど、なるほど」

「なるほど」自体は悪くないのですが、連続して使ったり、何度も言ったりするのはNG。きちんと真面目に聞いていたとしても、相談している相手には他人事として捉えているように見えてしまい、「ちゃんと話聞いてくれてるかな…」と不快感を与えてしまう可能性が高いんです。また目上の人に対して使うのは特に失礼に当たるので注意が必要です。

使うときは単発かつ少なめに。言い換えるとしたら「そんなことがあったんですね」と相手をそのまま受容するような形の表現を使えるといいと思います。これは目上の方と話す時も使いやすいのではないでしょうか。

その3.「言ってくれればよかったのに」

これは相手が責められた気持ちになってしまう可能性があるので、NG。どんなに親しい仲でも、事情があって打ち明けるまでに時間がかかることはあります。その時に言うに言い出せない雰囲気だった可能性もあるので、相談を受けている時は避けたほうがベターなあいづちでしょう。

過去のことは必要でなければあまり言及せず、「役に立てることがあったら言ってね」など、今後なにかあったら話してほしいということを伝えるのがおすすめです。

快適なあいづちの相談相手になってみよう!

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出典:PIXTA 

もしかしたら「無意識に使っていたかも…」という方もいるかもしれませんね。ぜひこの機会にあいづちの打ち方を意識して、快適な相談相手を目指してみてはいかがでしょうか。もしかしたらそれをきっかけに、コミュニケーションをより円滑にできるかもしれませんよ。

 

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ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。