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「お手隙の際に」がトラブルを招く!? 覚えておきたい“デキる大人の表現”とは

  • 2024.2.21
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出典:PIXTA

相手に何かをお願いするとき、みなさんはなんて伝えていますか?

ビジネスシーンでよくある表現といえば、「お手隙の際にお願いします」という伝え方だと思います。忙しい相手を思いやり「空いている時間に確認してほしい」という意を込めて伝えることが多いと思いますが、曖昧な表現ゆえ、実は相手を困らせてしまう可能性もある伝え方なんです。

そこで今回は秘書として働いていた筆者が、何かをお願いするときに心がけていたことや、「お手隙の際にお願いします」のおすすめの言い換え表現についてをご紹介。デキる大人の表現、この機会に一緒に見直していきましょう!

具体的な期日を伝える

「お手隙の際にお願いします」は目上の方にも使用でき、便利な伝え方ではありますが、急ぎで依頼する際には使わないようにしましょう。というのも、依頼した仕事に対する扱い方・重要度の判断軸は自分と相手とは異なる可能性があり、トラブルの元になる恐れも秘めているからです。

相手に何か依頼する際には、「いつ何時までにお願いします」という期日を明示して伝えられると◎。そうすることで、依頼される側の認識も「その期間内の、時間があるときに作業をしよう」という意識になり、スケジュールの中に組み込んでもらいやすくなります。例えば、「今週中にお願いします」「遅くとも2週間以内にお願いしたいです」など、明確に締め切りを定めることで相手も格段に動きやすくなりますよ。

言い換えるとしたら…

「お手すきの際に」以外にも、同じように使える言い換え表現はいくつかあります。ここの言い換えをいくつか知っていると、場面に応じて使い分けることができて便利ですよ。今回は筆者がよく使っていたおすすめの4つの言い換え表現を紹介します。

  1. お時間が許すときに
  2. ご都合のよろしいときに
  3. ひと段落ついた際にでも
  4. もし余裕がございましたら

言わなくてもわかるよね?という感覚はNG

相手に何か依頼するときだけでなく、相談や報告をするシーンでも共通で言えることだと思いますが、“自分の要望を相手が汲み取ってくれるだろう”というスタンスでお願いすることなく、仕事を円滑に進めるためにも、具体的に伝えるように心がけるといいと思います。ぜひ実践してみてくださいね!

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です
※記事内の画像はイメージです
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。