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「拝啓 田中様…っと。」それ実はNG!→正しい“メールの書き出し”とは【社会人の常識】

  • 2024.2.19

プライベートの時とは違い、ビジネスメールにはみんなが当たり前にやっている基本的なマナーがありますよね。あやふやにもなりやすく、実は迷いながら書いている…なんて方もいるのではないでしょうか?

そこで今回は元秘書の筆者が、ビジネスメールの書き出しを解説。この機会に社会人の常識として、相手を不快にさせない書き方を確認してみましょう。きっと自信を持ってメールを作成できるようになりますよ!

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出典:PIXTA

1. 頭語は省略する

手紙の冒頭によく書かれている、「拝啓」や「謹啓」などの頭語はビジネスメールでは省略します。ビジネスメールは、用件を簡潔に伝えることが目的なので、省略するのが一般的なんです。ちなみに「敬具」や「謹言」などの結語も省略しますよ。

2. 「宛名・挨拶・自己紹介」の順番で

ビジネスメールの書き出しのは、「宛名」→「挨拶」→「自己紹介」の順で書けるといいでしょう。それぞれの書き方のポイントは以下の通りです。

宛名

宛名といっても、書くのは名前だけではありません。
この順番で詳細に書いていきましょう!氏名がわからない場合は、「ご担当者様」とします。

  1. 会社名(◯◯株式会社)
  2. 部署名(第1営業部)
  3. 役職名(課長)
  4. 氏名(◯◯ ◯◯様)

挨拶

挨拶といっても、「こんにちは」などはあまり使いません。
社外の人であれば「いつもお世話になっております」、社内の人であれば「お疲れさまです」というケースが多いですよ。

自己紹介

自己紹介は、身分を明かすもの。宛名と同じように自身の会社名、部署名、氏名を書けばOKです。

3. 一言添えるとさらに丁寧で◎

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出典:PIXTA

そして本題に入る前に一言添えると、より丁寧な印象を与えられます。相手に好印象を与えることができるので、ぜひ自分なりのパターンを用意して、挑戦してみてくださいね。例えば、筆者は以下のようにパターン分けをしていましたよ。

【感謝を伝えたい場合】
このたびはご配慮いただき、心より感謝申し上げます。

【謝罪を伝えたい場合】
先日の不手際でご迷惑をおかけしましたこと、心より謝罪いたします。

【打ち合わせ後に連絡する場合】
本日は打ち合わせの時間をいただき、ありがとうございました。

コミュニケーションをより円滑に!

ビジネスメールの書き出しは、基本的な構成を身につければ案外簡単にできます。しかし、工夫することも可能。いつも同じ文言ではなく、シーン別に使い分けるとコミュニケーションがより円滑になるかもしれません!よかったら実践してみてくださいね。

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です
※記事内の画像はイメージです
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。