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実家の『開かずのタンス』を開けてみた結果→あまりに“貴重なお宝”を前に7.9万人が大興奮

  • 2023.12.23
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帰郷した際に実家の押し入れやタンス、屋根裏部屋、蔵などから思わぬものが出てきて大盛り上がりになること、ありますよね。「ひいおじいちゃんが赤ちゃんの時の写真が出てきた!」「明治時代のお金が出てきた!」など歴史を感じさせる掘り出し物が見つかる場合も。

渡辺電機(株) (@w_denki)さんが実家の「開かずのタンス」から出てきた「ドえらい物」をX(旧Twitter)上に投稿したところ、「貴重な資料!」「博物館レベルでは!?」などのコメントと7.9万いいね(2023/12/15時点)が集まり、話題になっています。

渡辺電機(株) さんが発見したのはいったいどんなものだったのでしょうか?

その投稿がこちら!

関東大震災の避難日記!!

渡辺電機(株) さんが生まれる15年前にお亡くなりになったお祖父さんが、関東大震災の際に綴られた避難日記のようです。現在多く呼ばれている「関東大震災」ではなく「帝都震災」となっている点に歴史を感じます。

表紙に「19歳の秋」と書かれていますので、お祖父さんが当時19歳の青年であったことがわかります。若い青年の目を通して語られる震災の日記、中身がとても気になりますね。

博物館などに飾られていてもおかしくない貴重な資料が、実家のタンスから出てきたところがさらにドラマチックです。

震災前~復興の様子まで細かく記された日記

こちらの投稿をなさった渡辺電機(株)さんに、このエピソードについて詳しくお話をお伺いしました!

---こちらはお祖父さんが書かれていたものなのでしょうか?

戦後まもなく40代で亡くなった祖父のものです」

渡辺電機(株) さんは続きのポストでこの日記の中身についても投稿しています。

---他にはどのような内容が記されていたか、お伺いできると幸いです。

「まだ全部を読めてはいませんが、震災前四日間の忙しく働く日々から、大地震で日常が一変、自宅も近隣も崩壊する様や被災者たちの様子、さらには『朝鮮人が武器を持って攻めてくる』との噂が広まり人々が興奮する様子などが記されています

---それは貴重な生の声ですね! こちらの投稿には多くの反響があったかと思いますが、コメント・リポストで印象的だったことはありましたか?

『研究機関に寄付すべき』との声が多いですが、善意で寄付しても放置されるケースも多々あり、慎重に考えます。こんな大騒ぎになると思っていなかったので、困惑しています」

---確かに。博物館や研究機関にもそれぞれ受け入れ体制がありますものね……。なんといっても渡辺電機(株)さんやご家族にとっては血縁者のかけがえのない記録ですので、1番良い保管方法が見つかると良いですね。貴重な資料のシェアをありがとうございました!

寄付の実現についてはさておき、思わず「研究機関に寄付してもらいたいほどすごい!」とコメントした方のお気持ちもわかります。こんなにしっかりした形で関東大震災の日記が残っているのを見られる経験はなかなかありません。ドキドキしますよね。

「SNSはこんな貴重な体験もシェアしてもらえることがあるので素敵だな」と感じさせてくれる素晴らしいエピソードでした。

美文字に対する賞賛コメントも

渡辺電機(株) さんの投稿を見たユーザーからは、次のようなコメントが寄せられていました。

100年前の被災者の生活が記録されてる貴重な資料だな
これは博物館などに所蔵されるレベルの発見や!
これは歴史的に見て、かなりのお宝…
こっこれは…鑑定団も腰抜かす!
すごい記録だ。しかもめちゃ達筆で読みやすい。

「すごい記録!」「お宝!」など、貴重な資料に興奮するコメントがたくさん集まっていました。「達筆で読みやすい」「19歳とのことだがえらい達筆」など、文字の美しさに言及している人もいました。

自分の実家にも、もしやお宝が埋まっているのでは!? と夢の膨らむ投稿でした。これから大掃除シーズン! お宝探しのつもりになれば、お掃除も頑張れそうですね。


取材協力:渡辺電機(株) 単行本『父娘ぐらし』発売中!(@w_denki)さん