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決勝はパクチーとミント。ハーブ繁殖力選手権を制した猛者は?

  • 2023.12.9

ミント、バジル、パクチー、ローズマリーといえば、料理や精油などに活用でき、家庭菜園でも人気のハーブです。これらのハーブの繁殖力は強く、ちょっと植えただけで庭中に増えてしまって驚いたという声もよく聞かれますよね。

では、この繁殖力の高い4種のハーブが同じ鉢で育てられたら…いったいどうなるのでしょうか?

PEKO(@ab_peko)さんが、これら4種のハーブを同じ鉢で育てる様子をX(旧Twitter)上に投稿すると「天下一武道会」「ミントが全てを駆逐するのではない」「すごい生命力」などのコメントが寄せられ話題になっています。

これは興味深い試みですね。いったいどうなったのでしょうか…。

まずはこちらをご覧ください。

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出典:PEKO(@ab_peko)さん

 

※下記の日付のリンクからX(旧Twitter)に移動します

 PEKO@ab_peko 2023年5月11日
第一回チキチキ強いハーブ達誰が最後まで覇権を握るか選手権!
バジル選手劣勢、ミント選手とダークホースパクチー選手が頂上争いを繰り広げる中虎視眈々と形勢逆転を狙うローズマリー選手です

2023年5月、4種のハーブたちの熱い戦いが始まりました。

猫ちゃんも後ろから固唾を飲んで見守る中、バジル劣勢、ミントとパクチーが勢力を伸ばしていた模様。ローズマリーの様子も気になるところです。

そしてその7ヶ月後、選手権は群雄割拠の時代を迎えていたのです。

その様子がこちら!

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 PEKO@ab_peko 2023年11月28日
覚えていますでしょうか…あれから7ヶ月近くが経ち…
パクチーは早々に戦線離脱し、二毛作も叶わず、今はバジルミントローズマリーの三つ巴が鉢を群雄割拠しております

残念ながら勢いのよかったパクチーは、姿を消してしまった模様です。

その代わりに当初劣勢だったバジルが盛り返したようです。いったいこの7ヶ月の間にどのような戦いがあったのでしょうか…!?

 

7ヶ月間のレースの結果

ハーブたちの7ヶ月間の様子について、PEKOさんに詳しいお話を伺いました。

---この7ヶ月のレースをダイジェストで教えてください。

「四者はほぼ同じ大きさの苗を買ってきましたが、まず一番勢いがあったのはパクチー(コリアンダー)とミントでした。二番目はローズマリー。ローズマリーはうまく育てば木質化することを知っていたのであまり心配していませんでした。バジルは一番繊細で、なかなか大きくならず育つパクチーとミントが陰になり、成長が危ぶまれていました

---バジルとパクチーはどのタイミングで形勢逆転したのでしょうか?

パクチーはその勢いのあまり花をつけて実をつけてしまい、そのままあっという間に枯れてしまいました。種が鉢に落ちていましたが、それもうまく育たず結果6月頃には退場となりました」

---花と実に全てを注いだのですね…。その後暑くなった頃はいかがでしたか?

「7月の強い日差しの中で残った三者はぐんぐん育ち一番の脅威にもめげず今に至ります」

---一番の脅威とは?

「一番の脅威というのは、育てている私(PEKO)が海外自転車レースに参加するべく長期間不在にすることで水不足に陥り、カラカラに干からびてしまうことです。それでも水をたっぷりやると何度も復活しました」

---水不足に陥っても、その後復活するとはさすが繁殖力の強いハーブですね!「強いハーブ達誰が最後まで覇権を握るか選手権」を開催しようと思ったきっかけを教えてください。

「育てていた観葉植物が病気で枯れてしまい、空いてしまったそこそこ大きな鉢をなにかに使おうと思ったのがきっかけです。他にも『強い多肉植物誰が最後まで派遣を握れるか選手権』も開催していたので、今度は食用ハーブでやってみようと思いました」

---自作のパクチー、バジル、ミント、ローズマリーはいかがでしたか?

「やはり採れたては香りが段違いで素晴らしいです。特にミントは、購入したお店に沢山の種類があったのでなるべく香りが良くて強くて食用向きのものを選びました。オーデコロンミント、別名ベルガモットミントとも呼ばれているそうです。肉料理、デザート、サラダ、ハーブ蠱毒のお陰で毎日の食卓が華やかでにぎやかになりました」

---自宅のハーブを料理に使うなんて、素敵な生活ですね!

レースの結果にさまざまなコメント

こちらの投稿を見た人たちからは次のようなコメントが寄せられました。

「ハーブ蠱毒、、、とにかくすごい生命力なのを感じますw」
「バジルは低温で離脱。ローズマリー(樹木化)とミント(宿根)の戦い。絶対に土の露出している地面においてはいけない2種。とくにミント。バジルなんか、毎年枯れるからまだいいけど、ミントの地下侵略はえげつない」
「バジルって害虫に早々にやられてしまう印象ですが、すごい健康に育っている…
今度一緒に植えてみようかな…」
「来年はシソとドクダミも参戦させてあげてください♪」
「ミントが全てを駆逐するんじゃないんですね…ローズマリーは豚肉を焼くときに風味付けに使うと合いますね」

とてもおもしろい選手権でした。家庭菜園でハーブを育ててみたいという方は、ハーブたちの繁殖力をよく理解したうえでチャレンジしてみてくださいね。



取材協力:PEKO@冬コミ31日東ク47b(@ab_peko)さん