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結婚や出産を機に、疎遠に→4万人から共感の嵐

  • 2023.12.11
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画像:PhotoAC ※画像はイメージです

学生時代は毎日のように会っていた友達。休みの日に一緒にお出かけしたり、嬉しいことを一緒に喜んだりと、特別な時間を過ごしますよね。

Pなっつ(@0202Nattu723)さんは、ある日自身が「友達」というのもについて感じていたことをX(旧Twitter)に投稿したところ、4.1万いいね(2023/12/8時点)が集まり、「わかりみしかない…」「でも復縁するよ」「それもそれで楽しい」と話題になっています。

多くの人の共感を呼んだこととは…?

男女問わず、学校で毎日のように会っていた友達も、卒業するとそれぞれの道を歩み出します。結婚、出産、育児などで、生活リズムが大きく変わる人も多いはず。

友達になる時もいつの間にか仲良くなっていることが多いですが、疎遠になってしまうのもなんとなくなんですよね。「遊びに誘ったら迷惑じゃないかな?」「仕事とか家のことで忙しいかな?」と相手を気遣ってしまうが故なのかもしれません。

どんどん疎遠になってしまう友達

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画像:PhotoAC ※画像はイメージです

こちらの投稿をされたPなっつさんに、詳しくお話をお伺いしました。

---実際にどういった場面でそれを感じましたか?

4年前に結婚した時にも薄々感じ始めていましたが、子どもを2年半前に産んだあたりでそれを実感するようになりました。ちょうど妊娠中がコロナ禍だったということもあり、ライフステージや取り巻く環境の変化により交友関係が希薄化した気がします」

---またなんとなく会うようになって、なんとなくまたとても仲良くなって…ということも、Pなっつさんくらいのご年齢からはかなり増えていくかと思いますが、ご実感としてはいかがでしょうか?

「実感は大いにありますね。結婚した時、私の友人の何人かはまだ結婚していなかったのですが、友人達もコロナ禍を経て結婚し、同時期に子どもを産んだ人が何人かいました。それまで連絡もほとんどとっていなかった人が多かったのですがFacebookなどのSNSに自分の出産を報告したらまた連絡が復活して子どもを連れて会おう!となって会うようになり、そこからまた育児についての悩みなど共有するようになりました。また仲良くなって…が実現した瞬間でしたね」

---さまざまな反応がありましたが、印象的だったものやそれらへの感想を教えていただけると幸いです。

「色々な反応がありましたが、特に印象的だったのは『「同じ人生の課題に挑んでいる」というのが(友人関係を続けていく上で)何気に大きいと思います』というコメントです。たしかに、振り返ると友人とよく話していた内容は勉強、就活、仕事、恋愛、婚活、結婚など将来のことが多かったように思います。そのどれもどうなるか分からない、どう進んでいくのか、自分は辿り着けるのか?そう言った悩みに対して挑戦をしている中で友達と深く繋がった記憶がありました」

---確かに将来のビジョンやあり方を語り合うことは多いですよね。

「それらが落ち着き、家庭を持ち、子育てに取り組んでいるとどうしても目の前のことにいっぱいいっぱいになり、それぞれの道を歩んでいる友人達との連絡も途切れがちになってしまったのかなと。そして気づいたら1人になってしまったと思ったのかなと、このコメントを読んでそんな風に感じました」

---仕事のことや子どものことでいっぱいいっぱいになってしまう時期ってありますよね。

ただ、色んなコメントを読んで思ったのは、今はまだ友人達と違う道を歩んでいる最中で接点がなく、友達がいなくなったように感じているだけで、またどこかで繋がる時は来るんだろうな、ということです。少し寂しくなる時もありますが、Xで同じ悩みを持つ人と同じ課題について悩み、奮闘し、『友達』と呼べる人がたくさんいるので、あまり深く考えすぎずに自分らしくいたいと思いました」

昔からの友達と疎遠になってしまうこともあれば、新たな友達と出会うこともあります。その時の繋がりを大切にしながら、今を楽しんでいきたいですね。

人生の先輩からの言葉も

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画像:PhotoAC ※画像はイメージです

Pなっつさんの投稿を見た人たちからは、以下のようなコメントが寄せられていました!

わかりみしかない…
話題のズレもあるかもだけど金銭感覚のズレもきつい
1人6万の旅行行った時にパートの私は1ヶ月分の給料分を頑張って出したのに
正規雇用で働く友達にボーナス前だから余裕♪って言われたのがキツかった
配慮の問題かもしれないし断れなかった私の問題でもあるけど。。
1万円の重さが違うんだよな
あーうんそうそう。だから家でも会社でもSNSでもご近所付き合いが大事なんだわ。いまは「友だち」はいないけどちょっと親しい知り合いならたくさんいるし、それでもう十分足りてるよ!
 違ってくるから面白いし、色んな世代や趣味嗜好の人と自由に交流できるのって大人になった甲斐があるって思う
結局人ってその時に自分と境遇が似ている人と自然と巡り会う訳だし別に永遠と孤独な訳ではない。
学生時代からの素の私を分かってくれてる親友が数名いれば広く浅く時には深くって感じが楽よ。無理して人と仲良くなろうとせずいつでも自然体でいた方が良い
たしかにライフスタイルが変わったりすると疎遠になる人はたくさんいるけど、一時を一緒に過ごした人達とは定期的に連絡してないだけで心の中では普通に友達だな。だから「久しぶりーこの前会ったのって・・・20年前くらい?」っていうの全然いける
「またね」の次が50年後だろうがどっちかの葬式だろうが、それまで友達だしそれまでの思い出もなくならんでしょ? 友達はさ、年月経ってもライフステージ変わっても友達だよ。「ひさしぶり~!」って言いながら全然久しぶりの感じがしないのが友達だよ。

友人付き合いが復活したという経験のある人も。

 40代後半くらいからまたつながったりしますよ~ 
「お互いいろいろあったよね~」って感じでまた再会するのも悪くないです
私もそう思ってたけど、ご縁があれば意外と数年後に連絡を取り合ってまた会えたりするよ。
現に、アラサーで疎遠になった友だちとアラフォーの今久々に会ったりしてる
それが、いよいよ子供の手が離れて孫ができた頃、仕事を退職したりすると御縁が復活したりするんですよ
私なんて復活したお友達は少ないけど、その頃お顔だけ知ってるとか、名前は聞いたことあるとか、全く知らなかった同級生と今、仲良くしていて久しぶりの同窓会御縁でこんなに広がって幸せです
でも、不思議と60歳くらいにになると、境遇の違いはあれど、みんなそれぞれ違う苦労してきたね、乗り越えてきたね、健康に気をつけて余生を楽しもう!ってなるよ。友だちの糸をたぐり寄せると、まあまあ増えていくよ

なんとなく関係が途絶えてしまい、寂しさを感じている方も、もしかしたらこの先どこかで大切な友達と再会できるかもしれません。自分のことを大切にしつつ、周りとの関係も楽しんでいけたら良いですね。



取材協力:Pなっつ(@0202Nattu723)さん