冬の北海道といえば、降り積もった雪のイメージが強いですよね。雪深い道を運転したり歩いたりするのは大変そう……と思うかもしれませんが、実際は路面が凍結した“アイスバーン”のほうが滑りやすく非常に危険なんだとか。
北乃カムイ 北海道観光マスター取得北海道のことなら【公式】( @kamuikitano)さんが、北海道の冬の路面画像とともに、小学生に与える影響についてX(旧Twitter)に投稿すると、「バランス感覚も研ぎ澄まされる」「わざと滑ってた」などのコメントが多く集まり、注目を集めています。
一体どんな道路なのでしょうか?
気になる投稿がこちらです!
北海道の冬の小学生はこんな路面で通学。足腰そして精神も鍛えられる pic.twitter.com/WOByo5yYuB
— 北乃カムイ 北海道観光マスター取得北海道のことなら【公式】 (@kamuikitano) December 17, 2023
道路ツルッツル!というか、もはやテカってる!?
どこをどう歩けばいいのか分からず、思わず立ち尽くしてしまいそうですが、一歩踏み出したらその直後には滑って体のあちこちを強打するであろうアイスバーン。
北海道では小学生が朝からこんな道を歩いているのかと思うと、足腰や精神が鍛えられるのも納得ですね。
それにしてもこんな道が続いていたら、学校には一体何時に着くのでしょうか……。
大切なのは“ペンギン歩き”
今回のエピソードを投稿された、北乃カムイさんにお話をお伺いしました。
---これは歩きづらそうですね…!歩き方のコツや注意点を教えてください。
「『ペンギン歩き』をしてください。一歩一歩踏みしめるのではなく、あまり体重をかけずにちょこちょこと少しずつ滑らしながら歩く(滑る)イメージです」
ちなみに、ペンギン歩きとはこちらです。
アイスバーンを道民はこのように歩いているにゃ。
— 北乃カムイ 北海道観光マスター取得北海道のことなら【公式】 (@kamuikitano) December 7, 2018
これから北海道に来る方はこれを見てイメトレを#北海道 pic.twitter.com/AcAGo5TboJ
皆さん、確かにアイスバーンの部分では歩き方が違いますね!
まさにペンギンのようにペタペタとした足の動き……。しかし意外にもさっさと歩いていることに驚きです。慣れてない人なら確実に転びそうな路面ですが、誰も滑らず、そして躊躇なく進んでいる姿が勇ましくさえ見えます。
---他の都府県民は練習が必要そうです!精神はどんなところで鍛えられますか?
「まず寒いことで鍛えられます。それに加えて足元が危ないことで友達とお話ししながらでも常に足に意識がいくため、足元までも気を集中することができます」
---こんな危険な道路を歩いていても、会話する余裕があるんですね!貴重なお話をありがとうございました。
北海道の厳しい寒さや雪深さについてはよく知られていますが、アイスバーンの怖さは冬の旅行で初めて知る人も少なくないのではないでしょうか。
北海道の方々は小さな頃から毎年アイスバーンの道路を歩くことで、知らず知らずのうちに滑らないペンギン歩きを習得しているんですね。
スケート対応もあり!?
この投稿を見た人たちからは、次のようなコメントが寄せられました。
滑らない歩き方っていうより、凹凸を見て滑ったとしても転ばずに済む氷の形や傾きを見つけて進む能力が身につくんですよね…w
こう見えても、滑りにくいところがあるよね。それを見分ける能力が道民にはある
滑りにくいポイントを瞬時に見極めて正確に辿る判断力も鍛えられる
いかに滑らない(マシなところ)を歩きながら見つけられるかがマジで重要。すれ違いで同じ進路選択された時は転ぶ覚悟でお譲りします(泣)
雪国の皆さん、すご過ぎます。その見極めるポイントをぜひ、教えていただきたいですね。
また、子ども時代はこんなふうに歩いていたという方も多数!
スケートみたいに滑っていた懐かしい思い出
もう滑るならって、思ってミニスキーつけて登校したら、しこたま怒られた
下手に制御出来ない滑り方するよりわざと滑らせて制御できる滑らせ方を学んでいくのであった...
あえて滑りながら歩いてました。おかげでスケーティングは楽勝です
この手の道はペンギン歩きか足を地面から離す事なくスケートする様な感じに歩くしかないです…
小学校時代は歩くことを諦め、あえて滑りながら通学している人も多かったことが分かりました。
しかしスケートのように滑って進むといっても、スケート技術のない素人が滑ったらそのまま転倒するだけでしょうから、やはり雪国の方のスキルは半端なさそうです。
小学校までは大体みんなスパイクついた靴履いてるからそんな滑らないけどそこから高校までの間に普通のスニーカーになってバッタバッタ転ぶようになるんだよな
小学生のうちは体小さいし柔らかいから転んでも大したことなくって、本当に怖いのは20代後半から。座り仕事で凝り固まった体が氷に叩きつけられる衝撃よ...
失礼します。今朝出勤の時に小学生と登校時間が同じになるんですが 彼らはこのツルツル路面を爆走してました。大人にはそんな余裕ないです笑
経験を積んだ大人の方が上手く歩けるのかと思いきや、意外にも子どものほうが余裕だったというコメントも。
素人目線ではどこが滑りにくいのかまったく分かりませんが、きっとあるんでしょうね、歩くべき道筋が。
いや…もう、四つん這いでいいかなって頭の中をよぎる瞬間がある… 今日、何回もよぎった
地元の方でも心が折れそうな瞬間があるんですね。
北海道をはじめとした寒い地域の方々が、冬にどれほど大変な思いをしているのかが少し分かったと同時に、観光で訪れる際はしっかりとアイスバーン対策をしていく必要があることも思い知らされました。
冬の北海道への旅行を計画されている皆さんは、ペンギン歩きの練習をしていきましょう!
取材協力:北乃カムイ 北海道観光マスター取得北海道のことなら【公式】( @kamuikitano)さん