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誕生日を祝わない『義実家』 夫に聞いた“まさかのワケ”に、妻「逆に気楽」

  • 2023.12.24
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「誕生日」と聞いたら、バースデーケーキやプレゼント、なかにはパーティーなどを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。お友達には、おめでとうメッセージを送る人もいるかもしれませんね。

本記事では、お誕生日にまつわるちょっと変わった習慣についてご紹介します!

お誕生日は華麗にスルー?

会社員である30代の女性が、義実家の誕生日の過ごし方を知って驚いたエピソードについて教えてくれました。

 

誕生日といえば家族で盛大にお祝いするイメージが強いですが、義実家では特に何のお祝いもしません。

子どもの誕生日であれば、規模の大小はともかく何かしらのお祝いをしてプレゼントをあげるのが一般的だと思っていたのですが、義実家では昔から子どもの誕生日さえもお祝いをしたことはなかったようで、夫は私と付き合うまで誕生日祝いの経験はなかったと言っていました。

これはどうやら、義両親が誕生日を重視しない環境で育ったことが理由のようです。

義父は男兄弟の次男で、親からはあまり手をかけてもらうことがなかったそう。また義母は、実家がお寺だったため誕生日よりもお正月などの年中行事を重んじる家庭だったらしく、義両親ともに誕生日パーティーをしたりプレゼントを贈られたりする環境ではなかったことを聞きました。

一方の私は義実家とは正反対で、誕生日を最も重視する家庭で育ったため、最初の頃は「誕生日のスルーなんて相手に失礼じゃないのか?」となんだか落ち着かなかったことを覚えています。

しかし、夫にとってはそれが当たり前であり、誕生日パーティーやプレゼントがないことについて特に不自由は感じていないことが分かると、私も段々とお祝いをしないことに慣れてきました。

今では「誕生日にあわせてプレゼントを手配しなきゃ、当日におめでとうの連絡をしなきゃ」等のプレッシャーがなくなり、とても気楽になったと感じています。

義両親や夫は、こちらが「おめでとう」と伝える分には特に拒否するタイプではないので、毎年それぞれのお誕生日はゆるくお祝いさせてもらっていますが、誕生日の過ごし方にもいろいろあることを知った出来事でした。

誕生日にまつわるアレコレ

日本で個人の誕生日をお祝いするようになったのは、昭和25年に「年齢のとなえ方に関する法律」が施行されてからだと言われています。

それまでは数え年で年齢を数えていたため、お正月にみんな一斉に年をとっていましたが、満年齢での数え方となったことで個人の誕生日を意識するようになり、お祝いする習慣が普及したんだそう。

ちなみに日本で最初に誕生日を祝ったのは「織田信長」だったそうで、キリスト教が伝来しクリスマスにお祝いしていることを真似して、自分の誕生日を祝ったとのことです。

また、誕生日にケーキを食べる由来については、古代ギリシャの時代までさかのぼります!

月の女神アルテミスの誕生を祝うため、古代ギリシア人が月に見立てた丸いケーキにろうそくを立てて儀式が行われていたことが始まりと言われているそうです。

海外からのさまざまな影響も受けつつ、日本でも誕生日をお祝いする習慣が浸透していますが、お祝いするかしないかは個人の自由であり、祝わないことが悪いわけではありません。

今回のお話であったように、誕生日に合わせて毎年プレゼントを用意したり、連絡を入れなければと負担に感じたりしている人も少なくないのもまた事実です。

誕生日は盛大に祝うことが目的ではなく、また一つ年を重ねられたことを喜ぶ日なので、自分の誕生日には自分に「おめでとう、また一年元気に過ごせますように」と願ってくださいね。


提供:会社員/30代女性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています