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「1箇所じゃ足りん」義実家の“驚愕の年始行事”に、妻たじたじ

  • 2023.12.24
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

自分にとって当たり前だった習慣が、他の人にとってはそうではなかった、という経験はありませんか?もちろん自分ひとりなら特に問題ありませんが、たとえば結婚すると、相手か自分のどちらかがその習慣に一緒に付き合うか、見直すかをしなければならないこともありますよね。

本記事ではお正月の習慣にまつわる、あるご家庭の驚きの恒例行事についてご紹介します。

元日の初詣が一日がかりのワケとは!?

会社員である30代の女性が、結婚してからの恒例行事となった、義実家の独特な習慣について教えてくれました。

お正月といえば初詣ですが、私は結婚してからというもの、義実家の習慣に合わせて元日から5箇所もの神社を回るのが毎年の恒例となっています。

私はもともと、参拝は1箇所のみで終了する家庭で育ったので、義実家が元日にいくつもの神社を回ると聞いた時は、衝撃的でした。

「5箇所」という数字に特に意味はないようですが、義実家はもともと記念日を大切にする家庭であったことに加え、自営業での商売をしていることもあり、1年の始まりである元日は特に活発に行動することにしているようです。

商いのご利益がある神社を有名な(規模が大きい)順に巡っていくのですが、田舎であるために神社5箇所がそれぞれ離れており、移動時間だけでもそこそこかかります。

それだけでも大変なのですが、行列ができている有名な神社で1時間ほど並んでやっと参拝を終えたと思った矢先、また別の神社で長時間並ぶことも毎年なんです……。

夫にとっては結婚前から毎年していることなので特に何も感じていないらしく、私が「1箇所で十分じゃない?」と言うと、どこか物足りなさそうな表情をするほど。

神社ごとにお守りも購入しており、私としては神社同士が喧嘩しないか気になるところではありますが、これからも元日は義実家の習慣に合わせて神社巡りを頑張ろうと思います。

そもそも初詣はいつから始まった?

初詣は日本の伝統行事であり、多くの人が元旦~三が日にかけて、神社やお寺に参拝に行くことが多いですよね。

新年のお願いごとをしたりご利益を授かったりしたい、という気持ちが大きいですが、そもそも初詣とはいつから、そしてどのようにして始まったのかご存じでしょうか?

実は現在のスタイルの初詣は、明治時代に鉄道会社がつくったものだと言われているんです!

江戸時代にすでに恵方の神社仏閣に参拝する「恵方詣り」というものはあったようですがあまり一般的ではなく、どちらかというと家で年神様や祖霊を迎えてお祀りする形式が多かったそう。

明治時代に入り鉄道が発展していくなか、閑散期だったお正月の利用客を増やすために「鉄道に乗って遠くの神社へも初詣に行こう」と宣伝したのが始まりなんだそう。バレンタインデーにチョコレートを渡す習慣と同じように、企業発祥とは驚きですね。

ちなみに、参拝方法でよく聞く“二礼二拍手一礼”も戦後に神社本庁が正式に提示したことで普及したと言われており、戦前は少し異なっていたとのこと。

初詣の歴史は割と浅いんですね。他の伝統行事や慣習の起源・発祥についても調べてみると、意外な事実が見つかって面白いかもしれません。


提供:会社員/30代女性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています