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マレーシアの遠足事情 →まさかの“文化の違い”に驚愕

  • 2023.12.14
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

子どもの頃の遠足といえば、お弁当を食べるのが楽しみだったという人も多いのではないでしょうか。いつもとは違う場所で、みんなと一緒に食べるお弁当は格別の味ですよね。しかし、国が違えば遠足の楽しみ方も異なるようです。

本記事では、マレーシアでのちょっと面白い遠足文化についてご紹介します。

遠足のお昼ごはんで向かった先は……?

マレーシアに3年滞在している40代の女性が、お子さんの遠足で驚いた文化について教えてくれました。

 

これは私の子どもが遠足に行った時の話です。

私たちはマレーシアに滞在しているのですが、子どもが通っている現地の幼稚園で、遠足に行くことになりました。行き先は日本でもよくある水族館や動物園などが多かったのですが、驚いたのがお昼ごはん。

日本では遠足といえばお弁当持参が当たり前ですが、マレーシアの場合はお弁当を持っていきません。

なぜなら……お昼は日本でも超有名な某ファストフード店に行くことが一般的だからです。

マレーシアでは、団体が利用することの多い水族館や動物園、科学館などに入っているファストフード店には、遠足用の広い場所が設けられていることが珍しくありません。そこで、子どもたちが作りたてのハンバーガーや揚げたてのチキンを好きに注文して食べる、というのが遠足の恒例行事となっている、ということを知りました。

マレーシアは暑い国なので、手作りのお弁当を持ち歩くことに向いていないのは納得できますが、遠足でのお楽しみの昼食が子どもたちの大好きなファストフード、ということにカルチャーショックを受けたことを覚えています。

お弁当を作らなくて良いので楽ではありますが、日本とは随分と異なる文化にビックリしたと同時に、マレーシアらしさを感じた瞬間でした。

お弁当 VS ファストフード?

マレーシアだけでなくシンガポールなどでも同様に、遠足の昼食をファストフード店で食べることがあるようです。やはり暑い気候が影響しているのでしょうか。

子どもにお金を持たせ、お昼になったらお店で各自好きなメニューを注文して食べるらしく、おもちゃ付きのお子様メニューを楽しみにしている子どもも多いんだそう。

しかしなかには、チキンやハンバーガーに飽きた子がお弁当を持っていくこともあるとのことで、その自由さもまた日本では考えられず面白いですね。

なお、マレーシアのファストフード店では宗教に配慮して、豚肉を使ったメニューはありません。そして日本とは異なり、ご飯やおかゆメニューもあるというから驚きです。トッピングなどで味の違いを楽しむんだそうで、朝~晩まで日常的に食べられているんだとか。

それにしても、遠足の昼食1つとっても日本とこんなに違うとは、世界の文化って本当に面白いですね!

手作りのお弁当を食べる楽しみも、ファストフード店で注文して食べる楽しみも、どちらも子どもにとっては良い思い出になることは間違いなさそうですが、あなたならどちらが嬉しいですか?


提供:マレーシアに3年滞在/40代女性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています