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出社前になるとお腹が痛くなる…「ストレス胃」になりやすい人の特徴3つ

  • 2016.1.14
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仕事と恋愛または仕事と家庭など、さまざまな人間関係の中でストレスフルな毎日を送る成人女性。その4人に1人が悩んでいるといわれているのが“ストレス胃”です。

月曜の朝になるとみぞおちに痛みを感じたり、食事をはじめたばかりなのにお腹がいっぱいになったりすることがある人は注意が必要! ストレス胃の可能性があります。

そこで今回は、健康管理士の筆者が、現代女性に増加している“ストレス胃の実態”についてご紹介します。

 

■そもそも「ストレス胃」ってなに?

近年ではアラサーOLに急増しているストレス胃。正式な病名は“機能性ディスペプシア”といい、胃もたれや胃の痛みを感じるのに検査をしても異常が観察されません。

以前は“神経性胃炎”や“慢性胃炎”と呼ばれていましたが、実際には胃の粘膜に炎症が起こっているわけではないので機能性ディスペプシアと区別されるようになりました。

 

■ストレス胃の「ツラい症状」は2パターン

ストレス胃の原因は、その名の通り“ストレス”。連休明けの朝や月曜日の朝は、多くの人が仕事や職場の人間関係に大きなストレスを感じます。また、苦手な上司との会議や嫌いなママ友と顔を合わせる前などに症状が出やすいといわれています。

なぜこのような症状が現れるのかというと、胃や腸といった消化器官は特に自律神経の影響を受けやすく、ストレスによって自律神経が乱れると胃の機能に異常をきたすからです。

症状は大きく2つに分けられ、ツラいと感じるほどの胃もたれ感を食後に感じたり、食べはじめたばかりなのに満腹感を感じそれ以上食べられなくなったりするのが“食後愁訴症候群(PDS)”。食後だけでなく空腹時でもみぞおちに痛みや焼けるような灼熱感を感じるのが“心窩部痛症候群(EPS)”です。

 

■こんな人は要注意!「ストレス胃になりやすい人」の特徴3つ

(1)真面目で「予定通りにいかないと気が済まない」タイプ

このタイプの人は、自分の中で無意識のうちにルールをつくってしまっています。“○○でなければならない”ということが多く、他人や自分がそれに反するとイライラするのでストレスが溜まりやすくなります。

少し肩の力を抜いて、「予定が狂っても大丈夫!」とまずは自分に言い聞かせることからはじめましょう。予定の終了時刻などに幅を持たせておくのもオススメです。

(2)頼まれたら断れない「お人よし」タイプ

いわゆる「NO」と言えないタイプ。ついつい何でも引き受けてしまうので、精神的にも肉体的にも疲れが溜まってしまい、それが大きなストレスとなってしまいます。

このタイプは、“他人にどう思われるか”ということに重きをおきがちなので、自分の人生は誰のものかをリラックスした状態で考える時間を設けてみるのもいいでしょう。多少ワガママでも、人間関係は意外とうまくいくものです。

(3)ポジティブが口癖の「見た目だけ前向き」タイプ

意外かもしれませんが、「ポジティブでいこう!」「プラス思考で!」と頻繁に口に出す人は、“本当の自分は前向きではないけれど、そうでなければならない”と考え、自分自身を鼓舞しているのです。これでは素のままの自分に対する自己肯定感が低くなり、ストレスをため込みやすくなってしまいます。

自分が短所だと思い抑え込んでいるところでも、視点を変えれば長所となるのです。どんな自分でも大丈夫なんだということに気づきましょう。

 

女性が強くなったといわれる現代。「何でもできる自分にならなければ!」と思い込んで無理をしてしまいがち。そんな思いがストレスとなり、ストレス胃を患う女性が増加しているのかもしれません。少し肩の力を抜いてみてはいかがでしょうか?

【著者略歴】

※ SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

【画像】

※ Alliance / shutterstock

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