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34歳で骨密度年齢が64歳!?まさかの骨粗しょう症の診断を受け、骨密度を高める対策をした結果は

  • 2023.11.1
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40歳を過ぎてから閉経に向けて生理の経血量が少なくなってきました。閉経をすると一般的に、女性はホルモンの影響で骨密度が下がると言われているのを以前勉強したことがあります。そこで今回は、今から10年ほど前、まだ私が34歳のときに骨密度検査を受け、治療をした体験をお話ししたいと思います。

栄養士の道に進んだことがきっかけで骨密度を測定

仕事が忙しく、食事を抜いたりいつも睡眠不足だったりした30代前半の私は、不摂生な生活のせいで一時的に生理が止まるなどの体調不良を繰り返していました。その経験から食事の大切さを実感した私は、「食事を通して社会に貢献できたら」と思い、一念発起して栄養士の道に進むことを決意。33歳で栄養士の短期大学に通い、2年生の末には骨粗しょう症を題材に卒業研究をおこないました。

その際、せっかくだから自分の骨密度も調べようと思い、当時住んでいた家の近くにあった骨粗しょう症の専門医院を受診。そこで初めて骨密度の検査を受けました。検査は骨密度測定装置に横たわり、骨密度を測定する方法です。DEXA法といわれる骨密度検査で、ネットで調べたところ、2種の異なるエックス線を体に照射し骨密度を測定するというものでした。

検査時間は10~20分程度。撮影台に横になるだけで、腰椎と大腿骨部を測定してくれます。精度が高いため、一般的に使われる骨密度測定法のようです。

検査の終了後、しばらく待合室で待った後、検査結果が出ました。そして、私は医師から驚きの結果を告げられました。

骨粗しょう症と診断され、治療を開始

私の骨密度年齢はなんと64歳! 骨粗しょう症と診断されました。これは、34歳の私には衝撃の結果でした。短大の授業や卒業研究で調べたことなのですが、体形的に痩せ型の人、食事を食べないなどの過激なダイエットをした人、栄養バランスの悪い人、生理が止まっている人などは、一般的に骨密度が低い傾向にあるようで、当時の私には当てはまることが多くありました。

また、医師からは、閉経をすると女性ホルモンが少なくなるため、骨を壊す破骨細胞が相対的に増えてさらに骨密度が下がると教わりました。私の場合、このままでは将来骨折をしやすくなり、寝たきりになる可能性もあるとのこと。不安になった私は、早速対策を開始しました。

具体的に私がおこなったのは、血液検査でわかったビタミンDとカルシウム不足を補うため、医師から処方された治療薬「エディロールカプセル」というビタミンDの錠剤を1日1回服用すること。そして、乳製品や小魚などカルシウムの多い食材を積極的に食べることです。

毎日薬を飲み、なるべく乳製品や小魚などを食べることを心がけ始めた私。でも、薬は毎日欠かさず飲みましたが、カルシウムの多い食事をとることはとても大変で、途中でやめたり、また始めたりと不安定な状態でした。

食事に気を付けた半年後の骨密度検査の結果は…

それから半年ほどたったとき、再度骨密度測定に行きました。検査の結果、看護師さんから言われたのは、「骨密度は上がってもいないけど、下がってもいないから大丈夫。このままの骨密度を維持しましょう」というものでした。

私は、骨密度が上がっていなかったことに拍子抜け。その後も1年ほど薬を飲んだり対策したりし続けましたが骨密度は変わらず、お金もかかるのでなんとなく病院に行かなくなり、薬を飲むのもやめてしまいました。

とはいえ、このとき骨粗しょう症対策を中断してしまったことはずっと気がかりでした。そこで、41歳のときに近所の整形外科を受診。そこでの検査方法は、以前経験したDEXA法ではなく超音波法と言われる足の骨密度を測る検査で、簡易的なものだったからか、前回の骨密度検査とは違う結果が出ました。

医師から「骨密度年齢は40代後半くらいです」と言われ、びっくり。検査の種類が違うだけでずいぶん違うなと思いましたが、それでも骨粗しょう症という診断は変わらず、薬を処方され、カルシウムの多い食品をとるように言われました。

しかしその1年後に引っ越しをして、新しい場所で病院を探すのも手間で、またしても骨粗しょう症対策は中断……。

まとめ

私も44歳になって生理の経血量が少なくなり、いよいよ骨密度が低下していく年齢になりました。以前は骨粗しょう症対策で処方されたビタミンDの薬を飲み続けたにもかかわらず、骨密度が上がらなくてがっかりもしましたが、骨粗しょう症の原因はいくつもあり骨密度を上げることは本当に難しいということなのだろうと思いました。

当時はビタミンDの処方薬は毎日欠かさず飲んでいましたが、カルシウムを多く含む食材を食べ続けるのは大変で、途中で食べなくなったり、また始めたりしたのも悪かったのだと思います。今こそは私の骨粗しょう症の原因に基づき、医師の指示に従い早期治療を再開し、継続させていきたいです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

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著者:葉月


監修者:医師 中村 光伸先生

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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