1. トップ
  2. 恋愛
  3. 11/8金星の天秤座移動と11/13蠍座新月、火星とのコンジャンクションで読書の秋

11/8金星の天秤座移動と11/13蠍座新月、火星とのコンジャンクションで読書の秋

  • 2023.11.1

真っ赤に色づいた楓の葉が風に舞っています。二十四節気では、霜降から立冬へと移り、樹々の冬支度も始まりました。小枝に止まっているのは、ジョウビタキさん? この鳥は鳴き声が「ヒッヒッ」と聞こえることから、火打石をたたく音になぞられてヒタキになったのだそう。ではジョウは? といえば「尉」。これは老人の意味で、雄の頭が灰色で、これが白髪頭に見えるからなんですって。漢字で書いてみると「尉鶲」なかなか、難しい字ですね。 こんにちは。エミールです。

秋の散歩道で出会う、お友達が変わってきました。そして、いつも会うワンちゃん達の洋服も冬支度になってきています。

仲良しのマメシバ君も寒い日は、プチマフラーでキメています。私も負けずにオシャレをしなくちゃネ。

さて、このシーズンになると次の予定は、もう来年のことがメイン。2024年のカレンダーが届き、今日のことすら間に合っていないのに… (T_T)というところです。そういえばスケジュール帳も後半のページ、残り少なくなりました…。

そんなこんなでジッと手帳を眺めていたら手帳の中に、うれしかったことが何箇所か書き込まれているのを見つけ、しみじみと眺めてしまいました。そうそう、いつの日からか私は、うれしいことがあると手帳に書きこみ、時折のぞき込むことにしていたのでした。

誰かから優しくして貰った時や親切を受けた時は本当にうれしいですよね。でも、だんだんそのうれしさを忘れてしまう自分が淋しくなったので始めたことでした。

気持ちが落ち込んでいる時に、そっと手帳を覗き込み、親切を受けて心が温まった時のことを思い出すと、ほのぼのとした気持ちがよみがえってきます。そして、自分も誰かのために優しい行いをしなくてはと、シッカリ自分と約束をするのです。

最近うれしかったことは、目的地の付近で道が分からなくなり、困っていたときのこと。

親切に道を教えてくださり、更に「次の信号の場所まで同じ方向ですから」と同行してくださったこと。日常の中にある小さな出来事でしたが、なんだかホッとする一コマでした。 早速手帳に書き込みましたが、そんな内容で「手帳がうずまるといいなぁ」と心から思ってしまいます。

さて、深まる秋と相性が良いことのひとつに「読書」がありますね。本の世界に入っている時は時間を忘れ、周囲の声が耳に入らず、もう夜中でも寝不足でも…、とにかく最終ページまで読み切ってしまいたい。これは誰でも経験したことがあると思いますが、もうひとつの本の楽しさに積読があるようです。

つまり、「購書」の趣味。

興味があるジャンルの本が欲しくてつい買ってしまう…。もしかしたら家には同じような本があったかもしれない?と思いつつも、目の前に現れた本の前をどうしても通り過ぎることができなくて、買ってしまう…。 結果、積どくだけの本になってしまう可能性もあるのだけれど…、またもや…というアレです。

実は私の本棚にもこうした本たちが並んでいます。中には表紙が好きだったというものや挿絵がきれい。それに“そうだ!年をとってから読むことにしよう”といったような類の本も。

「もう充分に年をとったのだから、そろそろ読んでもいいのではないかしら?」と囁き声が聞こえてくるようです。

そこで一念発起して、この晩秋は「猛読の秋」。

本にハマってみて、つくづく解ったこと。 それは文字という単なる記号は、読み手が現れた途端に生きたものへと変化して、次から次へと様々なステージに連れていってくれるということ。なんだか冷凍してあったものを解凍され、命が吹き込まれるような感覚なのです。

でも、困ったことがひとつ。 読書とセットになってしまった、お茶とお菓子。 昨日は、お煎餅と日本茶で…、今日はクッキーと紅茶で…、明日は…と、延々続きそうな気配です。この感じでいくと、そのうち「本と肥満の関係」でプチ論文が書けるかもしれません。

ではここで、あなたへのおススメ読書コーナーをひとつ。

11/8、てんびん座へと金星が移動し「平和、愛、美、実り、楽しみ」がテーマに。読書の方向性は金星をヒントにしたものからチョイスすると開運のヒントが見つかりそう。

壮大なスケールで「平和」をテーマにした長編もの。

はたまた、カジュアルに楽しめるラブコミック。

グルメもの、なんかも良いですね。

花好きなあなたは、フラワー特集から毎日を豊かに生きるカギも見つけられそう。

次は11/13、蠍座で新月と同時に火星とのコンジャンクション。

「リーガル・サスペンス、愛と死がテーマの小説、探偵もの」なんかは開運がリンクしそう。

私も11月はどんな本を読もうかなぁ。 勉強を兼ねて、占いの本を選びましようかしらね。

ところで先ほど述べた「親切がうれしかった」お話に加えて今、ちょっと思い出したのが「利他の精神」。

あなたは「利他」という言葉を、どこかで聞いたことがありますか?

これは「自分が貰った功徳を誰かのためにも使う」行いであり、日本で初めて、この利他の考え方を導いたのは空海です。

(空海は平安時代初期に実在したお坊さん別名、弘法大師。遣唐使の留学僧として唐(中国)で学び帰国後に真言宗という宗派を開きました)

利他は仏教用語ですが、簡単な解説を加えると「自分のことばかり考えず、加えて見返りの気持ちを持たずに相手に与える心」。つまり、施しの心を大切にしよう、といったところでしょうか。

「利他」と「自利(自分の利益)」は深いところで結びついているとも思われますが、最近わかりやすい文例を見つけたので紹介しますね。

東京工業大学の准教授であり映画研究者でもある北村匡平先生がこのようなことを、おっしゃっていました。(10/27日経新聞から)

「ジャンプが楽しめる網目状の遊具では、揺らしてジャンプを楽しむ子供と、そのジャンプから生まれる振動を楽しんでいる子供がいる。揺らしている方の子供が恩恵を与えているように見えるが、本人は自分が楽しくてやっているだけ」

つまり、理想的な利他とは、自ら楽しんだ結果、それがだれかのためになっているのがベストな利他だと語っています。

こんな、宇宙的なやさしさが心の中で育つ秋になると素敵ですね。優しく、豊かな気持ちが心の中に存在して、自然にその気持ちが表れるようになりますように。 あなたも…、わたしも…。

エミール

今のところベランダでは、トウガラシが紅葉代わりです。

お話/神野さち(エミール・シェラザード)先生

元記事で読む
の記事をもっとみる