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もう、メジャー要らないよ。【iPhone】で“長さ”計れます。

  • 2023.12.12
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写真:PIXTA

iPhoneにはオブジェクトの長さを測る「計測」という機能があります。iPhoneのカメラを活用すれば長さを測ることができるので、メジャーや定規を携帯する必要がなく便利です。

今回は、「計測」アプリの使い方をご紹介します。あらゆる場面で重宝するので、ぜひマスターしてみてください!

「計測」の仕組み

「計測」とはカメラでオブジェクトを認識して長さを測ることができる機能。

これまでにもAR(拡張現実)技術を利用して測定する類似アプリはありましたが、Appleの純正アプリはかなり使いやすく正確です。

とくにiPhone 12 Pro以降のProモデルに搭載されているLiDAR(ライダー)スキャナーを使えば、カメラをかざすだけで一瞬で測定結果を表示できます。

「計測」を使ってみる

それではさっそく、「計測」を使ってみましょう。カメラで点と点を結んでいくだけで長さを測れますが、コツが必要です。

[正確に測るコツ]
・オブジェクトがカメラに収まるように、近すぎず遠すぎない場所からiPhoneをかざす。
・オブジェクトに対して平行。遠近法でゆがまないようにする。
・明るい場所で撮影する。

[「計測」の使い方]
1.「計測」を開く

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画像:筆者撮影

2.カメラが起動するので、オブジェクトにiPhoneをかざす

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画像:筆者撮影

3.画面に円状のマークが表示されたら、長さを測りたい位置(始点)に中央の白点を合わせて「+」をタップ

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画像:筆者撮影

4.測り終えたい位置(終点)まで点線を伸ばして「+」をタップ

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画像:筆者撮影

5.完了

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画像:筆者撮影

なお、始点や終点がズレてしまった場合でも、あとから点をドラッグして動かせます。微調整する際に便利です。

2本以上の線を繋げて長さを測る

「計測」は2本以上線をつなげて測ることができます。たとえば幅・奥行き・高さを同時に測ることができます。メジャーで一回一回測定する必要はありません。

[2本以上の線を繋げて長さを測る方法]
1.1本線を引く

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画像:筆者撮影

2.線と重なった状態で「+」をタップ

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画像:筆者撮影

3.測り終えたい位置(終点)まで点線を伸ばして「+」をタップ

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画像:筆者撮影

なお、左上の計測結果アイコンをタップすると長さが表示されます。コピーして「メモ」に貼り付けることも可能です。

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画像:筆者撮影

気になる精度は?

iPhoneをかざすだけで長さが測れることがわかりましたが、気になるのはその精度。

小物の誤差
誤差は数ミリから数センチ。近距離でカメラにゆがみが少ない場合は割と正確なようです。

1メートル以上のオブジェクトの誤差
数センチほどズレていました。正確に測るには正面からカメラをかざす必要がありそうです。

参考値としてなら使える

実際に「計測」を使ってみた感じでは、正確に測るにはコツが必要で、多少の誤差は状況により生じるようです。精度を求める場合は、やはりメジャーや定規を利用するのがおすすめです。とはいえ、iOSやLiDARスキャナの進化で、今後さらに精度が高くなると思うので、ぜひこの機会に使い方をマスターしてみてはいかがでしょう。

簡単な計測なら、もうメジャーは要りませんね。


ライター:ちだい
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー・サービスなどモノ誌で執筆。趣味は映画鑑賞と競走馬。