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受験番号が不吉な『44』→機転をきかせた母が放った“ユーモア溢れる一言”とは

  • 2023.12.4
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出典:photoAC(画像はイメージです)

落ち込んでいるときに周りの人から声をかけてもらうと、気持ちが明るくなることがあります。ふっと心が軽くなる、そんな言葉をかけてもらうと嬉しいですし、自分も周りの人をそんな気持ちにしてあげたいものですよね。

本記事では、不吉な受験番号を縁起の良い数字に変えた母の一言についてご紹介します。

不吉な数字を縁起の良い数字に変えてくれた母の一言とは…

不吉な数字の受験番号を縁起の良い数字に変えてくれたお母さんのエピソードについて、60代の女性が教えてくれました。

 

50年近く前のことです。

私が中学受験をすることになり、神戸にある進学希望の女子校に、母と受験のための書類を受け取りに行きました

いろいろな書類が入っている大きな紙袋の中に、受験のための受験票もありました。私は早く自分の受験番号を知りたいと思って、帰りのタクシーの中で取り出してみると、番号は「44」

4は不吉な数字だと思っていたので、とてもがっかりしました。不吉な数字の「4」が二つも並んでいるのです。

私がすっかりしょげているのを見て、母は「良かったね~」と明るい声で言いました

なぜそんなことを言うのだろうと思って母を見ると、母は笑顔で「44はしじゅうよろこぶと読むのよ」と言うのです。

私の気持ちを思って、母は機転を利かせてくれたのでした。私は「4は不吉な数字」だと思っていたので、母の考えには驚きました。そして、驚くと同時にさっきまで曇っていた私の心はすっかり晴れていたのです。

その後、私は中学受験に成功し、今も幸せに暮らしています

母は、ユーモアを大切にする素敵な人でした。母は亡くなるまでいつも私の味方をしてくれ、感謝をしています。これからも、私は母を見習って生きていきたいと思っています。

子どものことを思ったお母さんの言葉

子どもをもつお母さん、お父さんは、子どもの幸せを願っているものです。子どもが悲しい思いをしていれば同じように胸を痛め、子どもが嬉しそうにしていれば自分のことのように喜びを感じるでしょう。

中学受験という大きな壁に立ち向かう娘のために、落ち込まないように優しく背中を押してくれたお母さん。お母さんの一言がなければ、不吉な受験番号を気にしてしまい、本来の力が出せなかったかもしれません。

そして、そんなお母さんを見習って生きたいという思いをもつことで、お母さんの優しさは、他の誰かへと届けられていくことでしょう。

子どものことを思う母親の優しい気持ちが伝わる素敵なエピソードでした。



提供:主婦 / 60代女性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています