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大人も意外と間違える「5.6÷0.5」→解けますか?《あまりが出る小数のわり算》

  • 2024.2.7
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小数のわり算は、苦手意識がある方も多いのではないでしょうか。

特に、余りが出る小数のわり算は、計算の仕方に少し注意が必要です。

そこで今回は、余りが出る小数のわり算の問題に挑戦してみましょう。この問題は、小学生でも学ぶ基本的な計算ですが、大人になってからは意外と間違えやすいものです。

この機会に、小数のわり算の正しい計算方法を再確認しましょう。

問題

次のわり算で、商は整数で求め、余りも出しなさい。
5.6÷0.5

余りが出る小数のわり算に挑戦です。

電卓を使わずに、正確に計算できるでしょうか?

 

正解は「11余り0.1」です!

解説

この問題の正しい答えは「11余り0.1」です。

では、どのようにしてこの答えにたどり着くのか、その手順を見ていきましょう。

 

まず、小数点を取り除いて計算を行います。

5.6と0.5の小数点を取り除くと、56と5になります。
次に、56を5で割りましょう。

56÷5 = 11余り1

しかし、このままでは答えが正しくありません。
元の数は10倍されているので、余りも10分の1にする必要があります。

1を10分の1にすると、0.1になります。

したがって、正しい答えは「11余り0.1」です。

 

今回の問題のポイントは、2つあります。

1.わり算は、割る数・割られる数に同じ数をかけても商(わり算の答え)は変わらない
2.しかし、余りは、小数点を元に戻さなければならない

もとの計算は5.6÷0.5でしたが、どちらも10倍して56÷5とすることで小数を消すことができました。

これらは、商(わり算の答え)が同じです。

 56÷5 = 11余り1

しかし、「5.6÷0.5 = 11余り1」というのは、おかしいですね。
0.5で割っているのに余りが1というのは、余りが大きすぎます。

なので、余りは小数点を戻さなければいけません。

まとめ

今回の問題を通じて、小数のわり算における余りの計算方法を学びました。

小数のわり算では、まず小数点を取り除いて計算し、その後で余りを元の小数点に合わせて調整します。このような基本的な計算方法を理解しておくことで、他の問題にも対応できます。

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※解き方は複数ある場合がございます


監修:SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」。