日常生活でよく使われる「速さ」という概念は、意外と複雑に感じることがあります。
特に、異なる単位間での速さの変換は、多くの人が苦手とする部分です。
しかし、基本的な原理を理解すれば、これらの計算は驚くほど簡単になります。
この問題を通じて、速さの計算の基本を理解し、日常生活での応用力を高めましょう。
問題
60mを15秒で走る場合、分速何mでしょうか?
この問題では「60mを15秒で走る」という情報から、分速を計算します。
速さの計算は日常生活の中で頻繁に使われるので、この機会にしっかりと理解しておきましょう。
正解はわかりましたか?
正解は「分速240m」です!
解説
この問題を解く方法はいくつかありますが、ここでは「秒速」を計算し、
それを「分速」に変換するという手順で解いてみましょう。
60mを15秒で走るということは、1秒あたりの進む距離を計算することで「秒速」が求められます。
60÷15=4(秒速4m)
次に、この秒速を分速に変換します。1分は60秒なので、秒速に60を掛けることで分速が求められます。
4×60=240
したがって、60mを15秒で走る場合の速さは分速240mとなります。
【別解】
「60mを15秒で走る速さ」、これの「1分間で走る距離」を求めることができれば、それが「分速」となります。
15秒というのは、1分の1/4の時間です。
これはアナログの時計をイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。
(秒針が3のところにくれば15秒ですね)
つまり15秒を4倍すれば1分になるのです。
15秒間で60m走るということは、1分では60×4=240m走ることができます。
したがって、その速さは分速240メートルです。
まとめ
速さの計算では、「1秒あたり」「1分あたり」「1時間あたり」にどれだけ進むのかを考えることが重要です。
今回の問題では秒速を計算し、それを分速に変換することで答えを導き出しました。
このような基本的な計算方法を理解しておくことで、日常生活での様々な状況に応用することができます。
監修:SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」。