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大人が意外と分からない算数「20と24の最小公倍数は?」《小学生でもわかる問題》

  • 2024.2.12
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算数の世界には、実は私たちの生活に深く関わる概念が数多く存在します。

その一つが「最小公倍数」です。

このシンプルな問題を解くことで、算数の基本を理解し、日常生活での応用力を高めることができます。

これを機会に挑戦してみましょう。

問題

20と24の最小公倍数を求めなさい。

二つ以上の整数に共通する倍数の中で、最も小さい数が最小公倍数です。

今回は20と24に共通する倍数の中で最小の数を求めましょう。

答えはわかりましたか?

 

正解は「120」です!

解説

最小公倍数を求める方法は複数ありますが、今回は「素因数分解」を用いた解き方をやってみましょう。

素因数分解とは、ある数をその素数の積に分解することです。

20の素因数分解:20 = 2×2×5

24の素因数分解:24 = 2×2×2×3

次に、共通する素因数を取り出し、それらを掛け合わせます。

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共通する素因数が複数あるので(この場合は2が2つ)、これらをすべて掛け合わせます。

また、共通でない素因数もすべて掛け合わせます。

そうすることで最小公倍数を求めることができます。

20と24の最小公倍数の計算:

共通する素因数:2×2
共通でない素因数:5、2、3
最小公倍数 = 2×2×5×2×3 = 120

したがって、20と24の最小公倍数は120です。

まとめ

このような基本的な算数の問題は、日常生活のさまざまな場面で役立ちます。

たとえば、料理のレシピの調整や買い物での割引計算など、日常は算数の知識を必要とする場面が多くあります。

この問題を通じて、算数がいかに実生活に密接に関連しているかを理解し、知識を活用する楽しさを見出しましょう。


監修:SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」。