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大人が手こずる算数「3000÷125」→10秒で暗算する方法

  • 2024.1.12

桁が大きくなると、かけ算・わり算は難しくなります。

しかし、ある特定の計算では、一瞬で計算ができてしまう裏ワザが存在します。

今回は、そのような問題に挑戦してみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
3000÷125

「125で割る」という計算です。筆算で計算するのも、少し難しそうな感じがしますね。

しかし、実は一瞬で、しかも暗算で計算ができる方法があるのです!

 

さて、今回の問題の答えは「24」です。

解説

わり算の計算は「÷10」「÷100」「÷1000」であれば、とても簡単に計算ができますよね。

小数点やゼロの数を調整すればよいだけです。

では、「125」をそのようなキリのいい数にすることはできるのでしょうか。

実は可能です。「125×8=1000」となります。

そして、今回はわり算の計算なので、次の性質を利用しましょう。

わり算では、わられる数とわる数に同じ数をかけても、商は変わらない。

元の式のわる数、わられる数の両方に8をかけてみましょう。

undefined

「÷1000」の計算になったので、ゼロを3つ消せば答えです。

つまり、24000÷1000=24ということになります。

このように、「÷125」の計算は「8をかけて、ゼロを3つ消す」というだけで答えが求まります。

これなら、暗算で答えが出せそうですね!

このようにキリのいい数に調整して、計算を工夫するには、以下のようなものがあります。

2×5=10
25×4=100
125×8=1000

「2×5=10」というのは、普段からよく使う「計算の工夫」のひとつではないでしょうか。

他のものも知っていると、楽に計算ができますね!

まとめ

計算の工夫ができる問題は、いくつかのパターンがあります。それらを覚えておくだけで、速く、正確に計算が可能です。

「計算が得意な人」というのは、単純に処理スピードが速いだけではありません。

どのようにして工夫ができるか、ということを知っているだけで、より計算が得意になるはずです!


文・編集(監修):SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」