「今すぐ謝れ！」「もうしません…」怒り狂う夫に折れた妻。妻が仕掛けた罠とは… ＜離婚裁判＞

「この人となら幸せな家庭が築ける」と信じ、アキオさんとの結婚生活を送っていたみちさん。夫のアキオさんは、やさしくて博識で、いつもみちさんをフォローしてくれていました。しかし職場での様子を覗きに行ったり、こっそりスマホに追跡アプリを入れたりと、その愛情は歪んでいます……。結婚5年目にして夫に違和感を覚え始めていたみちさんは、学生時代の先輩・ヨーコさんとの再会をきっかけに、これまで見ないフリをしていた夫の異常さを再確認し、離婚を決意したのでした。

ヨーコさんのおかげで、自分のスマホに追跡アプリが入れられていることに気づいたみちさん。帰宅したアキオさんを問いただすと「君が心配だから入れた」と丸め込もうとします。

これでは今までと変わりません。みちさんが毅然とした態度で「夫婦としておかしい」と伝えると、アキオさんは怒りをあらわにし「妻は夫の言うことを聞くものだ」と独りよがりな主張を押し付けました。

妻のポケットに隠されていたのは…

みちさんに対し、高圧的な態度で接するアキオさん。その言動は身勝手で、みちさんの言動を制限し支配しようとします。

みちさんが謝ると暴言的な態度が一転し、満足げな表情を浮かべていました。

稼いでいる夫を敬え。

妻は夫の言うことを聞け。

子どもができないのは妻だけのせい。

どれもみちさんを傷つけるようなことばかり……。

いつものように暴言を浴びせられ、うつむくみちさんでしたが、そのポケットにはヨーコさんから借りた離婚の必須アイテム『ペン型ボイスレコーダー』を忍ばせていたのでした。

『夫のほうがエラい』と言わんばかりの言動や行動を見せるアキオさん。支配欲の強さには驚いてしまいますね。このまま一緒にいたら、ストレスで心や体を壊してしまうのではないでしょうか……。

しかし、離婚を決意したことは大きな一歩でしたね。あとは証拠をそろえて離婚を成立させるのみ。早くみちさんらしい新しい人生を歩んでいって欲しいですね。

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著者：マンガ家・イラストレーター さとうもえ

ベビーカレンダー編集部