1. トップ
  2. おでかけ
  3. 【三鷹】街に溶け込む 三鷹ゆかりの文人たちのモニュメント

【三鷹】街に溶け込む 三鷹ゆかりの文人たちのモニュメント

  • 2023.10.31

秋の深まりを感じる季節になりました。今回は文化・芸術の秋にちなんだ話題を1つ… 著名な文化人が愛し、優れた作品を生み出した街でもある三鷹。そんな三鷹ゆかりの文人達の文学碑スポットをご紹介します。

出典:リビングむさしのWeb

三鷹駅南口を出て、まっすぐ南に延びる三鷹中央通り。商店が並ぶこの通りに文学碑が点在しています。かつて三鷹に住んだ文人、太宰治・山本有三・三木露風・武者小路実篤の作品にちなんだ4つのモニュメントです。

「赤とんぼの碑」

出典:リビングむさしのWeb
出典:リビングむさしのWeb
出典:リビングむさしのWeb

三鷹中央通りを歩いてすぐ左手に見えてくるのが「赤とんぼの碑」。三木露風が作詞した「赤とんぼ」、その世界観を表したという「赤とんぼの碑」は幼い姉妹の像です。モニュメントには赤とんぼの歌詞が刻まれています。

出典:リビングむさしのWeb

「地球を支える手と人間萬歳」

出典:リビングむさしのWeb
出典:リビングむさしのWeb

通りをそのまま南へ進むと次に右手に見えてくるのが、武者小路実篤の「地球を支える手と人間萬歳」。地球を支える手のモニュメントの下には、武者小路実篤の戯曲「人間萬歳」の一節がありました。

出典:リビングむさしのWeb

「本のレリーフ」碑

出典:リビングむさしのWeb
出典:リビングむさしのWeb

こちらは太宰治の「本のレリーフ」と、亀井勝一郎の太宰評のモニュメントです。本に刻まれた文字は、太宰治の「斜陽」の一節です。

いつも買い物客で賑わう商店街の通りですが、文学碑の前で改まって足を止める人の姿はほとんどみられず、街の中にすっかり溶け込んでいるモニュメントです。

「未来をみつめる二少年像」

出典:リビングむさしのWeb
出典:リビングむさしのWeb
出典:リビングむさしのWeb

最後は山本有三の「未来をみつめる二少年像」。二人の少年は優しくも力強いまなざしです。遠い未来を見つめているのでしょうか。石碑には山本有三の「生きとし生けるもの」より作者の言葉として『この世に生きているものは、なんらかの意味において、太陽に向かって手をのばしていないものはないと思います。 有三』の文字がありました。

出典:リビングむさしのWeb
出典:リビングむさしのWeb

「三鷹駅前」交差点 この4つのモニュメントは、三鷹中央通りの「三鷹駅前」の交差点から、南におよそ400メートルの範囲にあります。

出典:リビングむさしのWeb
出典:リビングむさしのWeb

普段何気なく通る道でも、少し視野を広げて見ると、これまで気付かなかった物が見えてきたり、これまでと全く違った景色に見えてきたりするものです。 改めて考えてみますと、自分が暮らす街にかつて著名な文化人が住み、優れた作品が生み出されていたなんて誇らしく、素敵なことですね。 自分が暮らす街のことをもっと知りたくなる…そんな秋の日でした。

◆三鷹中央通りの文学碑◆ JR三鷹駅南口より徒歩すぐ 三鷹中央通り「三鷹駅前」の交差点から南におよそ400メートルの範囲にあります

元記事で読む
の記事をもっとみる