今週も 「北海道3大かわいい動物プロジェクト」 に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2023年10月23日〜27日ピックアップ分)
巣穴からエゾモモンガがあふれ出る!?
撮影:@junsei_g さん
モモンガのストーカーじゃなかった…、熱心なモモンガウォッチャーの@junsei_g さんから、またまたかわいいご投稿をいただきました。
今回は、小さな巣穴から、3匹のエゾモモンガが〝あふれ出して〟ます!
夕方、1匹のエゾモモンガが巣穴から顔を出してくれると「やった!ラッキー!」と思いながらも、ついつい「もう1匹顔を出して、2匹にならないかなあ」なんて思っちゃうものなのですが、なかなか上手くはいかないものなのです。
後から出ようとする子が、グイグイ押しちゃうと、前にいる最初の子はそれを嫌がって、巣穴を出てしまうからです。3匹が並ぶのを撮れるのは、ごくごく稀なこと。
「きょうの1枚」は、押しつぶされている2匹は、実は子どものモモンガで、押しつぶして無理やり出て来ているのが、2匹のお母さんなのだそう。
どうしたらこんな状況に出会うことが出来るんでしょう?
@junsei_g さん、もしかしたら、モモンガを呼ぶ〝笛〟みたいなのを持っていらっしゃるのではないでしょうか?それにしても、左下の子の表情ったら…。
シマフクロウの〝幼鳥〟の鳴き声は?
撮影:@mfdentowl_mac さん
モフモフの羽毛はすっかり生えかわって、オトナのシマフクロウのようなカラダになりましたが、クチバシと脚の色が淡く、ちょっと青みがかっていて、まだ若いシマフクロウのようです。
それでも、鋭くて、澄んだ瞳は、すでに〝北海道の森の主〟の風格を漂わせていますね。シマフクロウの幼鳥は、表現が正しいかどうかわかりませんが、私には「ヒューーッ!」という〝すきま風の音〟のように聞こえます。夕暮れに、知床の森などを歩いていると、この「ヒューーッ!」という鳴き声が聞こえてきて、それがちょっと寂しげに聞こえて、ひとり立ちをしたのだけれど、やはりお母さん・お父さんが恋しいのだろうか?なんて思ってしまいます。
「雪の妖精」の〝準備〟OKでーす!
撮影:@takabouplan1120 さん
あたたかな秋の日差しが、シマエナガちゃんのチャームポイントであるオレンジ色のアイシャドーを照らし、真っ白なカラダに、やわらかな木の影を落としています。
ホッと心がなごむお写真ですねー。
大雪山の紅葉のニュースを聞いたと思ったら、一気に秋が転げおちてきて、札幌周辺も、すっかりと秋色です。先日、カー用品店にオイル交換に行ったら、冬タイヤに交換するクルマが行列をなしていました。渡り鳥などの動きを見ていると、例年より1週間くらい、冬支度が遅れている気がしますが、冬は確実に近づきつつありますね。
シマエナガちゃん達は、〝雪の妖精〟と呼ばれる準備が、もうすっかり整っているようです。
冬支度するの…忘れてたっ!?
撮影:@shikibrand さん
「あっ!忘れてたっ!冬支度するの忘れてたっ!」なんてことはないと思いますが、とんでもないことを忘れちゃっていたことに、ハッと気がついたような…。
こんな表情のエゾナキウサギのお写真は、あまり見たことがないですね。
とってもかわいらしい!
エゾナキウサギは冬眠はしないのですが、多い場所では10メートルもの雪が積もる高い山の、雪の下で暮らしているので、冬の間に食べるエサは、夏から秋の間に巣穴に貯め込んで、長い冬に少しずつ食べて命を長らえます。そんな〝冬ごもり〟の生活が、きっともう始まっていることでしょう。
美味しすぎて…ほっぺた落ちちゃう!?
撮影:@cke.nny08 さん
何か、とびっきり美味しいものを、ほお袋いっぱいに詰めこんで、「わー、ほっぺたが落ちちゃうー」って言っているようですね。
どうやら冬支度は順調に進んでいるようですね。エゾシマリスは、1年のうち、長ければ200日ほど冬眠をします。
冬眠から目覚めるとすぐに恋の季節を迎えるので、オスは、自分好みのメスがどこで冬眠したかを見届けてから自分も冬眠して、春には、メスが目覚める前に冬眠を終え、メスが目覚めるのを待っているのだそう。なので、オスの冬眠期間は、メスよりも、1か月ほど短いのだそうです。
文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
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