1. トップ
  2. 恋愛
  3. 【1】父の落胆「がっかりした」私が「女の子」だと嬉しくない?男の子に生まれなかった私|ママ広場マンガ

【1】父の落胆「がっかりした」私が「女の子」だと嬉しくない?男の子に生まれなかった私|ママ広場マンガ

  • 2023.10.30
  • 6038 views

子どもの性別や兄弟姉妹・・子どもを持つことで耳に入ってくるさまざまな言葉たち。
もちろんうれしい言葉もあるけれど、トゲのように心に刺さって抜けなくなってしまう言葉も・・。
今回は父親から性別を否定されてしまった女性、奈々さんが、成長していくなかで体験したさまざまな出来事のお話です。

男の子に生まれなかった私[1]私、男の子にならなくちゃ。

ママ広場




ママ広場
ママ広場
ママ広場
ママ広場
ママ広場
ママ広場

一姫二太郎とは・・
一人目に女の子、二人目には男の子を産むのが理想だという考え方のこと。

私の生まれ育った田舎では、後継を産む、という意味合いもあり、
男の子が産まれると大変喜ばれました。

私には姉がおり、
「次は男の子だねぇ!」
と、母が私を妊娠中、家族が口を揃えてそう言っていたそうです。

でも
「え?・・・次も女?」
性別を聞いた父の落胆はすごかったそうです。

そして・・私が生まれました。

幼少期から

「お前の性別がわかった時はがっかりして涙が出たよ・・。なんでうちには男が生まれなかったのか・・」

父は、私の顔を見るたびに心底がっかりした口調で話すのです。

「わたしが男の子だったら、おとうさんはうれしかったのかな・・」

幼い私は、そんなふうに思いながら過ごしていました。

その後も

「男が良かった」
「お前が男だったら・・」
「どうしてお前は女なんだ」

親戚の前で、近所の人の前で・・父から事あるごとに言われ続けました。

「男の子にならなくちゃ。わたしが女の子だからいけないんだ。」

お父さんが悲しむ。お父さんが笑顔になるためには私は男の子じゃないとダメなんだ。
自然とそう思い込んでいくようになったのでした・・。

そして私は
男の子の服を着て、男の子のおもちゃを欲しがり、
近所の男の子よりも男の子らしく元気でやんちゃ・・そんな女の子に育っていきました。

「奈々はまるで男の子だなー!」
あはははっ!と笑いながらそう言う父、
私を見て喜ぶ父の姿が、私もとても嬉しかったのです。

そして・・

「奈々!あなた、また近所の男の子と喧嘩してきたんですって!?」
「うんっ!」

男の子のようになる。
それが・・正しいことだと思うようになっていました・・・。

続きます。

ママ広場オリジナルマンガ「男の子に生まれなかった私」は毎日更新します。おたのしみに!

----------------
※ストーリーは体験者の話を元に作成していますが、登場人物や団体名は仮名で作成しています。
※実在の人物や団体等とは関係ありません。

[脚本]ママ広場編集部 [作画]みつけまま

作画:みつけまま
2歳長男・0歳次男(R5.3月誕生)を子育て中のワーママです。

元記事で読む
の記事をもっとみる