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【都道府県ランキング】「街の魅力度ランキング2023」1位は東京ではなくどこ?

  • 2023.10.30

旅行や出張で訪れた街が気に入り「住んでみたい!」と思うことはありませんか? 理想的な行政サービスがあったり、単純に居心地がよかったり、自然が豊かだったり。合う街は人それぞれですよね。さて、街の魅力度が最も高い都道府県はどこでしょうか。街の魅力度ランキングTOP10をご紹介します。

 

 

街の魅力度ランキングTOP10とは?

「街の魅力度ランキング」は、大東建託株式会社が全国47都道府県(対象自治体1,891自治体)居住の20歳以上の男女(18万5,549名)を対象に、過去最大級の居住満足度調査を行い、「いい部屋ネット 街の魅力度ランキング2023<都道府県版>」として集計。

また、本ランキングが定義する魅力度とは、実際に住んでいる人々が、住んでいる街についてどれくらい満足しているかに加え、住んでいない人々に地域の魅力がどの程度伝わっているかを指しています。

順位は、居住者の居住満足度と満足度8因子・建物満足度・主観的幸福度・住み続けたい意向の12項目と、非居住者の居住訪問経験(5項目)、認知(2項目)、居住訪問希望(3項目)、個別評価(8項目)の18項目、合計30項目のそれぞれの順位の平均を元に算出しています。

出典:大東建託/「いい部屋ネット 街の魅力度ランキング2023<都道府県版>」発表

10位 北海道

四季彩の丘

10位は北海道です。観光地としての魅力度ランキングでは2年連続1位に輝いています。非居住者による「自然が豊か」「食べ物がおいしい」「景勝地や温泉が多い」の評価がいずれも1位でした。

雄大な自然が広がる北海道は、海の幸がおいしく、ここでしか見られない絶景が多数存在し、何度も訪れたくなる場所ですよね。また、十勝岳温泉やニセコ東山温泉、養老牛温泉など想像以上に多彩な温泉地も! 観光地としての魅力度ランキングで首位なのは納得です。

9位 長野県

上高地

9位は長野県です。非居住者ランキングは昨年よりも下がっていますが、居住者ランキングが3つアップしました。長野県といえば、本州のほぼ中央に位置する山岳県で自然豊かなことに加え、野菜、果物、花づくりでは全国でトップクラスの生産量を誇ります。

さらに、標高3,000m級の山々が連なり、風光明媚なスポットも多数存在します。そんな美しい自然と空気、景色に恵まれた長野県を魅力的だと感じる居住者が多いのもうなずけますよね。

8位 大阪府

大阪城

8位の大阪府は居住者ランキング(11位)よりも、非居住者ランキングの方が4つ上(7位)でした。非居住者ランキングでは「テーマパーク、レジャー施設が多い」「買い物や飲食、娯楽が楽しめる」の項目がどちらも全国2位に輝いています。

大阪は食い倒れの街としても有名ですよね。特にたこ焼きやお好み焼きといった粉物の名物がたくさんあり、食べ歩きにぴったり。また、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンをはじめ、レゴランド・ディスカバリー・センター大阪、ひらかたパークといった魅力的なテーマパークも複数あります。

7位 奈良県

奈良公園

7位は奈良県でした。非居住者ランキングの順位が昨年よりも5ランクアップしており、「歴史的建造物、文化財が多い」の項目で2位に! かつて首都として繁栄していた奈良県には「法隆寺地域の仏教建造物」「古都奈良の文化財」「紀伊山地の霊場と参詣道」という3つの世界遺産があります。

そのため、法隆寺や東大寺、春日神社といった歴史的な建造物はもちろん、長きにわたり受け継がれてきた伝統が人々の生活の中で息づいているのを感じられる場所になっています。

6位 沖縄県

石垣島の川平湾

6位の沖縄県は非居住者ランキングが昨年よりも7つアップし、「観光に訪れたいと思う」の項目で3位、「自然が豊か」の項目で2位、「気候が良い」の項目で1位に。1年を通して温暖な気候で、日本唯一の亜熱帯地域である沖縄は、観光にはもってこいですよね。琉球王朝時代の遺構が点在し、透明度の高い美しい海には熱帯魚や珊瑚礁も。

さらにチャンプルーや沖縄そばといった、豊かな風土が育んだグルメも豊富です。日本最古の蒸留酒である泡盛も。大小約160の島々からなり、アイランドホッピングにも最適です。

5位 東京都

5位の東京都の居住者ランキングは昨年と変わらず3位に着地しましたが、非居住者ランキングは3つアップし9位に。居住者評価・非居住者評価ともに1位の項目が47都道府県で最も多い一方で、居住者評価の「自然観光」、非居住者評価の「住みやすそう」「自然が豊か」「景勝地や温泉が多い」などの項目に関する評価が低い結果になりました。

とはいえ、住みたい街ランキングでは東京都が4年連続で首位に! 日本の首都だけあり、利便性に優れ、街によって趣が異なる東京は、国内はもちろん、海外からの観光客にとっても魅力的な街ですよね。一度は住んでみたいと思うのもわかります。

4位 兵庫県

神戸港

昨年2位だった兵庫県が順位を2つ下げて4位になりました。しかし、居住者ランキングは昨年と変わらず1位で、「住み続けたい」の項目で1位、「幸福度」の項目で3位でした。この結果から兵庫県在住の方は、おおむね満足な生活を送っていることがうかがえますね。

神戸港や明石海峡大橋などを有し、北は日本海に面し、南は瀬戸内海から淡路島まで続く兵庫県は、アクセス至便で1年を通してさまざまなレジャーを楽しめるほか、有馬温泉や姫路城といった有名観光スポットも多数あり、暮らしやすい環境が整っているといえます。

3位 京都府

清水寺

3位の京都府は非居住者ランキングが昨年よりも1ランクアップして1位に輝きました。「観光に訪れたいと思う」の項目で2位、「歴史的建造物・文化財が多い」の項目で1位に。また、認知度も非常に高く「良く知っている」の項目でも1位になっています。

歴史的建造物や四季折々の自然など、見どころ盛りだくさんの京都は、国内外の観光客に大人気で、昨今はオーバーツーリズムが懸念されているほどです。それだけ魅力的な府なのですが、居住者ランキングが昨年よりも2つ下がって10位になっているのが気になります。なかでも「物価家賃」の項目が41位と、新しい住宅を建てられる場所が限られているという京都ならではの事情もあり、家賃が高い傾向にあるようです。

2位 神奈川県

みなとみらい

2位の神奈川県は居住者ランキングが昨年より1つアップし6位に、非居住者ランキングは昨年と変わらず3位に着地しました。「住んでみたいと思う」「住みやすそう」の項目がどちらも1位です。

神奈川県には、近代的な街並みの横浜、豊かな自然と温泉を楽しめる箱根、古都の面影が残る鎌倉という三大観光地があり、数多くの名所が点在しています。さらに東京までのアクセスも良好です。そのため、このような結果になったのも納得できます。

1位 福岡県

首位に輝いたのは福岡県です。居住者ランキングが昨年と変わらず5位で、非居住者ランキングは昨年から1ランクダウンの2位に。居住者評価では「行政サービス」や「物価家賃」で2位。

一方、非居住者評価では、「仕事で行ってみたいと思う」の項目で1位、「食べ物がおいしい」の項目で2位、「住みやすそう」の項目で3位と評価が上がっているほか、「住んでみたいと思う」「観光に訪れたいと思う」などの希望項目についても高い評価を得ています。

居住者によるランキングで「行政サービス」「物価家賃」が全国2位なのが興味深いです。福岡県は物価が安いため、食費や住居費を安く抑えることができるうえ、空港や市街地、会議施設が半径2.5km以内にあり、コンパクトで暮らしやすい街だといえます。個人的には、福岡市のごみ収集が夜間という点がとても魅力的だと思いました。夜勤や夜型の人にもやさしい街ですよね。

[出典]

大東建託/「いい部屋ネット 街の魅力度ランキング2023<都道府県版>」発表

[参考]

いい部屋ネット/街の住みここちランキング2023

西日本シティ銀行/日本有数のすみやすさを誇る福岡へ移住するメリットをご紹介!暮らしやすい理由とおすすめの市町村

[All photos by Shutterstock.com]

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