『結婚式クラッシャー』と呼ばれていた指名手配の56歳が逮捕される...逮捕時は7組のカップルの詳細を所持（米）

結婚式に忍び込んだ部外者の女が逮捕された。女は「結婚式クラッシャー」として知られる常習犯だった。

『結婚式クラッシャー』として有名なお尋ね者だった

結婚式といえば、人生の一大イベントと言っても過言ではない。先日、米ミシシッピ州で一組のカップルがその一大イベントを執り行っていたところ、お祝いに水を差す部外者が式場に忍び込んでいたことが発覚。しかもその部外者、なんと「連続・結婚式クラッシャー」として知られるほどの常習犯だったという。

56歳の侵入者を発見したのは新婦の姉妹。新婦は当時を振り返り、「振り向いたとき、女は私のウェディングケーキを食べているところだった」とNBC Newsに語った。

新婦の姉妹が赤ちゃんにミルクをあげようと控室に入ったところ、女が部屋を物色している場面に遭遇。怪しく思って新婦の名前を聞いたところ正しく答えたが、他の質問に関しては答えられなかったそう。発見した時にはすでに3万円ほど（200ドル）をくすねており、ブラジャーの中にお金を隠していたという。

新婦は姉妹から話を聞いたとき、最初はこの女がホームレスで空腹に耐えかねて結婚式に侵入したのではないかと心配したそう。しかし女の名前をネット検索してみると、過去の犯行がボロボロと発覚。「連続結婚式クラッシャー」あるいは「中南部結婚式クラッシャー」と呼ばれ、アラバマ州で指名手配もされていた。

女は2019年、アラバマ州で行なわれた二つの結婚式場で贈り物を持ち去って逮捕されており、2021年にはミシシッピ州でご祝儀など1,000ドル以上を盗み、窃盗罪で有罪判決を受けて保護観察処分を取り消されていた。そして今回逮捕された時、女の持ち物からは少なくとも7組の結婚式の場所がリストアップされたノートも発見されたという。

めでたい日に水を差された新婦は「結婚式の日に家族との大切な時間を奪われた」と感じたものの、「彼女が私たちの一日を台無しにした？絶対にそんなことはない」「あの日は私とブレイディ（新郎）が結婚した日であり、私たちはこれまでで最高の日を過ごした」と語った。不幸中の幸いにも、彼女らの愛と絆は“”クラッシュ”されずに済んだよう。