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老後破産しやすい家族とは…3つの特徴と対策

  • 2023.10.28
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人生100年時代。現役を引退した老後の生活に不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。実際、資金が足りなくなり、老後破産してしまうケースもあります。この記事では、老後破産しやすい家族の特徴を3つ紹介します。

■特徴1:家族で将来のお金の話をしたことがない

家族で将来のお金の話をしないのは危険です。老後の生活費にどれくらいかかり、老後資金がどのくらい必要なのかを現役のうちに話し合うべきです。

年金や退職金の金額、持ち家or賃貸、都会or田舎などで老後に必要な老後資金は異なります。そのため、自分たちの将来像を把握して必要な金額を貯めれば、老後破産を避けられます。

また、夫婦間だけではなく親子での話し合いも必要です。子どもの結婚資金や孫へのお祝いなどにお金を使いすぎれば、老後資金がなくなってしまう恐れもあります。

援助が負担となり、結果として迷惑をかけることがないように、子どもにも情報共有しておくのをおすすめします。

■特徴2:世間体ばかりを気にする

世間体を気にする家庭は出費が多くなります。例えば、人からよく見られるために高級車やブランド品などをたびたび購入していては、お金は飛ぶように出ていきます。

現役時代からの癖はなかなか消えません。老後は収入が減る人がほとんどなので、お金の使い方を改めたほうが良いでしょう。

■特徴3:家族の中にお金にルーズな人がいる

お金の使い方がルーズな人が家族にいる場合も危険です。例えば、以下のようなものです。 ・何かとコンビニで買い物をする ・移動でタクシーを使う ・カッコつけてすぐ人に奢る ・目的なくカードローンを使う

収入が減る老後にその癖が抜けないと、どんどん貯蓄が減っていきます。夫婦のうちどちらかが貯蓄に励んでも、お金を使う人がいる限り家計は改善されないので、一度お金の使い方について話し合う必要があります。

■破産しないためには何をやればいい?

老後破産しないためには、現役時代からの資産形成が大切です。これから資産形成を始めるのであれば、2024年からはじまる新NISA制度を活用した運用も有効な手段です。

新NISAの運用益は非課税です。しかも、分散投資ができるつみたて投資で長期運用するほど複利の恩恵を受けられるので、少額の積み立てであっても早く運用を始めるのがおすすめです。

なお、現行のNISAは新NISAに引き継がれます。年明けから始めたい場合は、年末年始に申込が殺到してスムーズに運用開始できない恐れがありますので、今のうちにNISA口座の作成をするのをおすすめします。

老後破産を防ぐためにも、ぜひ計画的に老後資金の準備を始めましょう。

文・勝目麻希(ファイナンシャル・プランナー) 新卒で総合職としてメガバンクに入行し、法人融資・金融商品販売等を担当。自分の金融知識や実務経験を活かしたいと独学でライターの道へ。現在はファイナンシャル・プランナーの知識を活かして金融系メディアを中心に執筆。

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