1. トップ
  2. おでかけ
  3. 巨大アートと海岸を歩けるイベントも!「テオ・ヤンセン展」が千葉県立美術館でスタート

巨大アートと海岸を歩けるイベントも!「テオ・ヤンセン展」が千葉県立美術館でスタート

  • 2023.10.27

オランダ出身の世界的アーティストであるテオ・ヤンセンの展覧会「テオ・ヤンセン展」が千葉県立美術館で10月27日からスタート。12月3日には、日本で初めて一般の人も参加できる海岸歩行イベントを開催する。(フロントロウ編集部)

世界的アーティストであるテオ・ヤンセンの展覧会が開催

芸術家、発明家、科学者の顔を持ち、「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」と称されるテオ・ヤンセン。代表作「ストランドビースト(strand beest)」は、プラスチックチューブや粘着テープなど身近な材料で作られた、風の力で歩く「生命体(ビースト)」。

画像: 《アニマリス・プラウデンス・ヴェーラ》(c)Theo Jansen
《アニマリス・プラウデンス・ヴェーラ》(c)Theo Jansen

そんなテオ・ヤンセンの展覧会「テオ・ヤンセン展」が千葉県立美術館で開催される。

本展では10mを超えるものを含む10体以上のストランドビーストが展示されるほか、自筆のアイデアスケッチや制作に必要な道具、試作段階の模型なども公開。ストランドビーストを歩行させるイベントも毎日実施。

約10作品を展示する「テオ・ヤンセン展」

千葉県立美術館で開催される「テオ・ヤンセン展」でも展示される「ストランドビースト」は、オランダ語で「砂浜の生命体」という意味で、プラスチックチューブや粘着テープなど身近な材料を組み合わせ、物理学による計算に基づいて作られた、風の力で砂浜の上を歩く生命体。

画像: 《アニマリス・ペルシピエーレ・プリムス》(c)Theo Jansen
《アニマリス・ペルシピエーレ・プリムス》(c)Theo Jansen

「アニマリス・プラウデンス・ヴェーラ」(2013年)をはじめ、10作品以上のストランドビーストを、実際に動く様子を撮影した映像とともに展示する。

画像: 《アニマリス・ペルシピエーレ・エクセルサス》(c)Theo Jansen
《アニマリス・ペルシピエーレ・エクセルサス》(c)Theo Jansen
画像: 《アニマリス・オムニア・セグンダ》(c)Theo Jansen
《アニマリス・オムニア・セグンダ》(c)Theo Jansen
画像: 《アニマリス・リジデ・プロペランス》(c)Theo Jansen
《アニマリス・リジデ・プロペランス》(c)Theo Jansen

また「テオ・ヤンセン展」では、自筆スケッチからオランダを疾駆する映像までストランドビーストの全貌に迫る。ストランドビーストを生み出したテオ・ヤンセンは、オランダ ハーグのリゾート地・スフェベニンゲン出身。デルフト工科大学で物理学を専攻したのち、画家に転向し、その後風力で動く「ストランドビースト」の制作を開始した。

画像: THEO JANSEN(テオ・ヤンセン)(c)Theo Jansen
THEO JANSEN(テオ・ヤンセン)(c)Theo Jansen

オランダが直面する海面上昇問題に対する意識から生まれたビーストは、オランダという風土が生み出した芸術作品とも言える。本展では、スフェベニンゲンの砂浜で美しく疾駆するビーストの映像とともに、発想の源となった自筆スケッチや、パーツとなるチューブにいたるまで、テオ・ヤンセンとビーストの全貌に迫る。

画像: 自筆のスケッチ(c)Theo Jansen
自筆のスケッチ(c)Theo Jansen
画像: ストランドビーストを生み出す道具(c)Theo Jansen
ストランドビーストを生み出す道具(c)Theo Jansen

【開催概要】
会期 令和5年10月27日(金)~令和6年1月21日(日)
休館日 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月28日~1月4日)
開館時間 午前9時~午後4時30分(入場は午後4時まで)
入場料 一般1000円、高校・大学生500円
※中学生以下・65歳以上・障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1人無料
※11月3日(金・祝)文化の日は誰でも無料
会場 千葉県立美術館(千葉県千葉市中央区中央港1-10-1)

画像: 千葉県立美術館 周辺地図
千葉県立美術館 周辺地図

一般参加の海岸歩行イベントも日本初開催

会期中には、関連イベントも多数。12月3日には、千葉ポートパークの海岸沿いをストランドビースト「アニマリス・オルディス」が歩行。

画像: 《アニマリス・オルディス》(c)Theo Jansen
《アニマリス・オルディス》(c)Theo Jansen

一般の人もビーストの隣を歩ける海岸歩行イベントは日本初開催。千葉の海を背景に、まるで生き物のように動くストランドビーストの迫力をぜひ間近で見てみて。

■ストランドビーストin千葉みなと
日程 12月3日(日)※雨天・荒天の場合は中止
場所 千葉ポートパーク内ビーチプラザ(千葉ポートタワーそば)

さらに会期中は毎日、会場内でストランドビーストが動く姿を見ることができる。そのほかにも人気のミニチュア模型「ミニビースト」をうちわであおいで速さを競うミニビースト競走も開催。組み立てて楽しむ人気のミニチュア模型「ミニビースト」シリーズも販売される。

画像: ミニビースト
ミニビースト

■ミニビースト競走
日程 12月24日(日)、1月7日(日)(予定)

イベントの詳細は千葉県立美術館ホームページで随時お知らせされる
http://www2.chiba-muse.or.jp/ART/

元記事で読む
の記事をもっとみる