＜ほっこり＞オモシロ関西人エピソード4選！【「関西人は人情深い」は本当だった！？】

有名芸人が多く誕生している街の「お笑い芸人をはぐくむ土壌」とは……？ 子どもから大人まで、根っからのお笑い文化の街で生きる、温かい人たちに筆者が出会った話をご紹介します。

結婚して移り住んだ街

結婚して移り住んだ街は、関西でも有名な「お笑い芸人多数輩出の街」。
ずっと関西に住んできた私ですが、ここは関西の他の地域とは少し違う雰囲気がします。
いわゆる「コテコテの関西」なのです。

有名になった芸人さんは、もちろん素晴らしい才能の持ち主たち。
でも住んでみると、改めて「芸人さんを育んだ地域のすごさ」にもびっくりするのです。

子どもたちはすでに「お笑い」を身につけている！

街を歩いていると、幼稚園児くらいの子どもから声をかけられることがあります。
「なーなー、今何時やと思う？」
この子、私が「時計」をつけていることをわかっていて聞いているのです。人をよく見ています。
それに、この地域の子どもはとても人懐っこく、人とお話しするのが大好きなのです。
「えっと……」と私が時計をチェックしようとすると、
「鼻血！」とその子は大声で言い、嬉しそうに笑って、走りながら去っていきました。
「何時」と「鼻血」……。まだ幼稚園児くらいなのに、「ボケる」という概念を理解しており、びっくりしたのを覚えています。

この地域で教師をしている友人によると、教室で子どもたちに
「君らも大人になってきたなぁ」と声をかけると、
子どもたちがそろって「大人の階段のーぼるー♪」とハモり出したらしく……。
友人は「即座に突っ込む瞬発力と、一瞬で声を合わせられる勘の良さ」に、大爆笑したのだそう。

こういう感じで、幼少期からすでに、自分から積極的にお笑いを生み出すことができる子供たちがたくさんいるのです。