【姶良市】今週末10月28日・29日北山伝承館で「第1回あいら竹の市」開催

竹はエコフレンドリーな素材であり、自然の美しさと調和を表現し、多くの用途に適しているため、日本人にも外国人にとっても魅力的なものでしょう。竹には伝統的な価値やアジア文化への関心も関わっており、その多様性と持続可能性が竹への憧れに繋がっています。また竹の柔軟性と堅牢性は、禅の考え方や武道の原則にも関連していて、日本の哲学や精神世界においても意味深い存在です。

農林水産省のホームページによると日本で生育している主要な竹の種類は、マダケ、モウソウチク、ハチクの3種だそうです。モウソウチクについては、導入時期に関して複数の説が存在しますが、1736年に中国から鹿児島に導入され、それから株分けされて全国に広がったと言われています。

この記事では、鹿児島県姶良市北山（あいらしきたやま）で開催される竹を主役とした魅力ある催しを開催に先駆けて皆様にご紹介しようと思います。

第1回あいら竹の市

2023年10月28日（土）から29日（日）まで、姶良市郷土芸能等伝承館 北山伝承館にて「第1回あいら竹の市」が開催されます。このイベントは、「竹」をテーマに姶良市中山間地域の文化と伝統を讃える素晴らしい機会となるでしょう。

北山伝承館では、紙すきや竹細工の講座に参加し、実際に体験することができます。またこの施設は、和太鼓の講座と練習場としても利用されていて、多くの人たちに愛されている場所です。さらに、伝統的な地元料理の講座も開催されており、昔ながらの郷土料理を学ぶこともできます。

北山伝承館の館長、田之上さんによれば、「第1回あいら竹の市」では、竹細工教室で学んだ経験を持つ受講生、趣味として竹細工を楽しむ方々、そして竹編み職人などが制作した500点以上の作品が展示および販売される予定です。竹細工教室を修了した方々にとっても、購入した道具や知識を有効に活用する場が提供され、それが無駄にならないように、北山伝承館では今後も毎年「竹の市」を開催したいと田之上館長は述べています。

展示販売品

竹細工を行う方々は、女性や定年後に趣味として始める方など、さまざまなバックグラウンドを持つ方々がいます。そのため、竹細工作品は作者の個性が際立ち、手作りの素晴らしさと温かさが感じられます。各作品をじっくりと鑑賞すると、作者の心意気や熟練の技術が伝わり、竹材工芸品の独自性が垣間見えます。

独特の美しさも竹製品の大きな魅力の一つです。竹は自然の模様や繊細な質感を持っており、これらの特性は視覚的に非常に魅力的です。そのため、竹製品はインテリアや装飾品としても優れた選択肢と言えるでしょう。竹製品は、その独自の美しさと手作りの温かさから、多くの人々に愛されています。

体験コーナー

竹細工の体験コーナーで、竹の魅力をご自身で体験しませんか？竹細工は、竹のしなやかさと美しさを生かした伝統的な工芸技術です。この体験コーナーでは、初心者でも竹の世界に触れる素晴らしい体験ができます。専門の指導者が丁寧に指導し、自分だけの竹細工作品を制作する喜びを味わえることでしょう。竹の自然な美しさを生かした作品は、贈り物や自宅の飾りとしても最適です。

当日の体験コーナーでは、花カゴ、カエルの置物、竹灯籠などの手作り体験が可能です。料金は300～2,000円程度と手頃で、初心者でも短時間で竹製品を制作できるとのことです。私も花カゴをたったの約50分で作成できると聞いて、ぜひ参加してみたいと思いました。竹の繊細な世界に触れ、竹細工の体験を通じて新たな趣味や技術を見つけ出し、楽しみながら素晴らしい竹製品を制作しませんか。家族・親子でトライしてもきっと良い思い出になるでしょう。

体験料は下記の通りです。

・竹灯籠（大）：2,000円 ・竹灯籠（小）：500円 ・花カゴ：500円 ・カエル（置物）：300円

最後に

ハンドクラフトの世界にこんなに気軽に挑戦できることはとても素晴らしいだと思います。私たち外国人にはなかなか出来ないような体験が今回のイベントで出来ると思います。開催当日に以外と身近にある竹の存在をいろいろな方法で感じることをとても楽しみにしています。

【イベント情報】 「第1回あいら竹の市」 竹の魅力に出会えるイベント （竹細工作品の展示販売・体験など）
【開催日】 2023年10月28日（土）9時30分～15時30分 2023年10月29日（日）9時30分～15時00分 【開催地】 姶良市郷土芸能等伝承館 北山伝承館 〒899－5541鹿児島県姶良市北山852番地1 【駐車場】50台 【お問い合わせ先】 姶良市郷土芸能等 北山伝承館 開館時間： 9：00~17：00 休館日： 月曜日（祝日の時は次の日） TEL： 0995‐54‐4125 WEB: https://www.city.aira.lg.jp/aira-nourin/gyosei/shisetsu/nourinsuisan/kitayamadensyokan.html