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「終わりませんでした」先生にSOS!今日も苦しむ息子の姿に、母のメンタルは崩壊寸前<親と宿題>

  • 2023.10.27

3児のママとして奮闘するオニハハ。さんの長男・イチくんは小学生。親として何よりも驚いたのが、自分が子どものころより圧倒的に多い宿題量。親がつきっきりでないとイチくんの集中力は続かず、かといって、下の子2人の世話も、夕食の準備も放棄できない……。しかも、夫は帰宅が遅く、頼ることもできません。大量の宿題を前にやる気をなくすイチくんに、オニハハ。さんは宿題をすることが大学進学の後押しになると力説しますが、宿題を終えられないイチくんは「俺、ダメな大人になるよね……」と今にも泣き出しそう。それが「イチが好きなことは?」と聞くとパッと表情が明るくなり、率先して宿題を再開します。そんなイチくんを見たオニハハ。さんは「自分なりに頑張っているのに注意され、そのたびに萎縮しては自信をなくしている感じがする」と気づきます。そして、イチくんが自信を失ってしまうのは「私のせいなのかも……」と自分を責めてしまうのです。

「一生懸命な息子の自信を失わせていたのは、自分なのかもしれない……」

オニハハ。さんは自分のことを責めてしまいます。

私が追い詰めていたとしたら…

イチくんのためにも、宿題を終わらせることが親の役目だと信じていたオニハハ。さんですが……。

「イチのためになってた?」

「ただ追い詰めていただけだったら……?」

オニハハ。さんは自分を責める気持ちを止められず、涙ながらに夫に訴えます。

「本人が頑張っているなら、私はもう、終わらなくても何も言いたくないよ……」

「そうだな……。俺もお前のメンタルのほうが心配だよ……」

夫は顔を覆いながら話すオニハハ。さんを気遣います。

「イチだけ宿題を少なくするのはムリだろうから、先生に相談してみたら?」

オニハハ。さんと夫が話している間も、イチくんは宿題と格闘中です。

「終わらない……絶対ムリ……眠い……」

「……今日はもう寝よう」

「イチは十分、頑張った」と自分に言い聞かせるオニハハ。さんの頭に、夫が口にした“先生に相談”というフレーズがよぎります。

「忙しい中、時間を取ってもらうのは難しいよね……」

先生に相談したい気持ちを抑えながら、オニハハ。さんは連絡帳に向かいます。

そして、いつもは何も書かずに提出しているメッセージ覧に「宿題、終わりませんでした」とだけ記入……。

無意識ではあったものの、オニハハ。さんはその一言に、先生へのSOSを託したのでした。

夫にメンタルを心配されるほど、自分を責めてしまったオニハハ。さん。先生にすがるような気持ちで連絡帳に向かったのでしょうね。

「宿題はするべきものだから」「これは家庭の問題だから」と抱え込み続けてしまっては、本当に心の調子を崩してしまいかねません。

とはいえ、なかなか相談しづらい場合もありますよね。そんなときのため、厚生労働省では子育て相談の窓口となるLINEアカウント「親子のための相談LINE」を開設しています。すぐに利用するわけではなくても、何か困ったときのお守りとして覚えておくと安心です。


著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。

ベビーカレンダー編集部

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