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ギャップありすぎ!お値段以上だけど入るのに「勇気がいる」スポット…その先にあったのは【渕上パパが行く、公園ブラボー#14】

  • 2023.10.27
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5歳と0歳の2児の息子の父であるHBCアナウンサー・渕上紘行が、北海道内の公園や遊び場を巡る連載「公園ブラボー!」。

子育て世代におすすめの遊び場情報 を、自称“公園ハンター”がご紹介します。

Sitakke

子育て真っ只中の私が出会う、思わず 「ブラボー!」 と叫びたくなる遊び場を、独自の目線で、厳選してご紹介していきたいと思っています。

まさに公園を“ハント”していく気分でお読みくださいね!

圧倒的広さと半世紀近い歴史…砂川市『北海道子どもの国』

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先が見えない広さ!

砂川市にある「北海道子どもの国」は232.5ヘクタールという圧倒的な広さを誇る道立公園。

さまざまな植物や野生小動物が生息する自然豊かなスポットで、エスコンフィールド約47個分に匹敵するんですって!

道央自動車道“砂川サービスエリア”と繋がっているお城のような建物「砂川ハイウェイオアシス館」も、この「北海道子どもの国」の敷地内にある建物。

付近を車で走るときに見たことある!という人も多いと思います。

そんな「北海道子どもの国」は、遊具のある道立公園としては最も古い1976年に誕生。50年近くがたつ中で、これまで多くの人に親しまれてきました。

昔からの懐かしさはそのままに、実は、時代に合わせた“変化”を取り入れてリニューアルもしています。

そんな中に私の「ブラボー!」があふれる注目エリアがあるんです…。

もしかしたら、ちょっと入るのをためらう場所かもしれない…だけど、実は一番入るべき場所!

どんな場所なのかというと…### 有料エリア「ふしぎの森」には絶対入るべし

公園内は、「砂川ハイウェイオアシス館」以外にも、無料遊具で楽しめる 「ヤッホーの森」 や、夏にはホタルを観賞することができる 「ホタルの沢」宿泊研修施設、キャンプ場、バーベキューコーナーなど、さまざまなエリアがあります。

そんな中でも注目のエリアが、唯一の有料スポット「ふしぎの森」

入口では大きな「ピラミッド」がお出迎え。6階建てで、高さは26メートルもあります。

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年季の入ったちょっと「怪しさ」も感じる建物…

自然豊かな公園の中に突如表れた不思議な建物…。

しかも外観からは古めかしい様子がします…。

正直“有料”で入館するには、少し腰が引ける外観です…。

しかし!勇気を出して入ってみると、そこには想像も付かなかった魅力的な空間が広がっていました!

入ってみて本当に良かった!!

ブラボーポイント① 「万里の長城」でトロッコ体験⁉

ピラミッドを通り抜けると現れるのが、中国の「万里の長城」 をイメージしたエリアです!

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エジプト(ピラミッド)を抜けると中国(万里の長城)へ!

施設を囲うようにして総延長850メートルも繋がっています。

高さ最大4メートル、幅3メートル。

城壁の上の部分はレンガで、下の部分は少しでも本物に近づけるため中国産の御影石で作られています。

このエリアには2015年にリニューアルされたトロッコがありました。

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真ん中のロープを引っ張りながら、トンネルの反対側まで行き来する作りです。

ただし、ロープを引っ張るのは大人の力が必要…。

ここは父親として、わたしの力の見せ所!

親子2人分の体重を感じながら引っ張り続けました。

まるで、終点まで“ひとり綱引き”をしているかのよう…。

かなりの筋トレになりました。

乗っているだけの息子は大はしゃぎ!

トンネルの先に冒険の匂いを感じたのでしょうか⁉

子どものワクワクを掻き立てる設計にブラボー!

ブラボーポイント② 恐竜の迫力を遊具で表現!地下迷路も!カタコンベエリア

次にたどり着いた「カタコンベ」エリアで、赤いティラノサウルスを発見!

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「カタコンベ」とは、イタリアなどにある“初代キリスト教時代の地下墓地”のこと。

この恐竜をシンボルにして、「ザウルスウェーブクライム」 というアスレチック遊具が、広い範囲を1周するように設置されています。

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波打つ坂道を登ったり下りたりするアスレチック

いくつも連なったキューブ状の砦(とりで)は 「だんだんネットとりで」

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足場はロープの網が張られている不安定な斜面。

上り下りはかなりの全身運動です。息子も時間をかけながらなんとか攻略!

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その先に待ち受けるのは、突起物につかまりながら移動する 「ウェーブネットクライム」

壁の場所によって傾きやカーブが微妙に違い、難易度をうまく調節しています。

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地面に落ちずに渡りきるのは、やってみると意外に難しい。

息子も必死にしがみつきながら、なんとかクリア!

その先にはシンボルである赤いティラノサウルスに向かって行く 「吊り橋」 が。

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丸太風のステップがチェーンで繋がれていて、高さと足元の不安定さに大人でもスリルを感じます。

さらに!実は赤いティラノサウルスの中も、網状のトンネルやクライミングウォールになっているのです!

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ティラノサウルスの首元を裏側から見ると…

子どもの好奇心をくすぐる巧みな設計に、ブラボーが止まらな~い!!

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結局、このアスレチック遊具を一周するのに、息子はたっぷり約15分かかっていました。

友達と速さを競い合いながら攻略するのも楽しい遊び方かもしれませんね。

カタコンベ(初代キリスト教時代の地下墓地)という名の通り、総延長150メートルもある地下迷路も設置されています。

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直径1.2mの土管が埋め込まれ、あちらこちらから顔をのぞかせています。

中に入れば洞窟探検気分!これはなかなか他にはない遊具ですね!

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ブラボーポイント③ 雨の日でも安心!ピラミッド内は屋内遊戯施設

ここまで、私が特に印象に残った屋外エリアの遊具を紹介しました。

でも、実はピラミッドの建物内は6階建ての「屋内遊戯施設」だったのです!

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5階から2階まで滑り降りる 「ドームスライダー」 や5階から3階まで滑る 「らせんすべり台」 などなど…。

“高さ26メートルの6階建て”という作りを活かした遊具で遊ぶことができます。

一番上は展望台になっていて、砂川市の景色も眺められます。

時間がいくらあっても足りないくらい広い広い「ふしぎの森」。

300円(時期によって変動あり)を払って入る価値、あると思いませんか?

ちなみに…今回ご紹介したのは、 有料エリア「ふしぎの森」 ですが、無料遊具ゾーン 「ヤッホーの森」 には、高さ6m・長さ17m・幅12mという巨大コンクリート滑り台もありました!

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上から見るとなかなかの迫力!

半世紀という歴史を持つ 「北海道子どもの国」 ですから、昔遊びに来ていた子どもたちが、ちょうど今の親世代にあたります。

時代が変わっても親子で遊び続けられる歴史ある施設は、本当に貴重な存在ですよね。

昔と変わらない“懐かしさ”はそのままに。

一方で、今の時代に合わせた“変化”や“新しさ”を取り入れて少しずつリニューアルをしながら運営している「こどもの国」の「ブラボー!」な魅力を体感しました。

今後はピラミッド内の屋内施設のリニューアルや公園全体を車いす・ベビーカーでもより気軽に動き回れる、今まで以上に多様性を受け入れるインクルーシブ化が進んでいってほしいですね。

“SDGs 持続可能な魅力ある施設”としての、今後のさらなる進化にも大注目です!

“公園ハンター・渕上”のブラボーチェック(最大5つ星)

こどもあそび度 ★★★★☆
パパママ充実度 ★★★☆☆
おすすめ年齢 中学生ぐらいまで

〈ブラボー!ポイント〉

・歴史あるひろーい施設で一日あっても足りないほど充実

・有料エリア「ふしぎの森」も大注目!工夫凝らした設計の遊具たちに大満足!
紹介した遊具のほかに、 巨大ふわふわドーム などもあり!

・北海道子どもの国 営業期間 1/4~12/28、入場料無料

・ふしぎの森 営業期間 今年の営業は11/12まで 午前10時~午後4時
高校生以上300円・中学生以下無料(社会福祉施設へ入所している方や65歳以上の方は入場料免除)

・無料駐車場有 約929台分(大型車用を含む)
南口駐車場 359台 (障害者用スペース4台分)
北口駐車場 125台(障害者用スペース4台分)
東口駐車場 58台 (キャンプ場隣接)
ハイウェイオアシス館駐車場 417台(障害者用スペース5台分)

・公園内は階段があり、スロープはあるがベビーカーを持ち上げて階段を上ることもしばしば

***

文|HBCアナウンサー 渕上紘行(ふちかみひろゆき)

テレビ「ブラボーファイターズ」「今日ドキッ!」やラジオ「ガンちゃんの世界一面白いプロ野球の番組」「鶴岡慎也の焚き火トーーク」など北海道日本ハムファイターズに関する番組を中心に、野球・サッカー・スキージャンプ・バスケ・高校ラグビー・ゴルフとHBCのスポーツ中継全般に携わる。入社20年目、神戸市出身。Instagramも更新中!

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