こんにちは、整理収納アドバイザーの木田結です。コンパクトな部屋でも工夫することで見え方は大きく変わります。これらの5つのことをしてしまっていないか、チェックしてみてください。
(1)壁や窓を隠す収納
ホテルをイメージしていただくと分かりやすいかと思いますが、狭い中でもスッキリと圧迫感のない印象がありますよね。なぜかというと、壁や窓が何かに覆われることなくそのまま見えている状態だからです。もちろんホテルと違い、住んでいる家には必要なモノも多いのでホテルのようにとはいきませんが、できるだけ壁や窓を隠さないように気をつけるだけでも、見え方は違ってきます。最近は便利な収納用品も多く、壁につけられる家具や突っ張り棒で壁に収納をつくることも可能ですが、できれば死角や扉の裏なども活用するようにして、壁と窓は見えるようにしておきたいものです。
(2)上手に活用できていない収納
手の届かない位置や、使いにくい収納スペースってありますよね。そこをチェックしてみてほしいのですが、意外と余裕がありませんか。床や机の上にはモノが溢れていても収納スペースの中は空に近かったり、もったいない使い方になってしまっていることはよくあることです。もちろん頻繁に使うものを手の届かないところに収納してしまうと不便ですが、年に数回しか使用しないようなモノなどを、少し高い位置や使いにくい収納スペースに入れて上手に活用しましょう。ただしそこにもし不要なものが入っていてパンパンだとしたら、どんどんベストな位置の収納までも圧迫されていき、床にもモノを置かざるを得なくなってしまうので、まずは一つ一つのモノが本当に必要かそうでないのかを考えることから始めるのをお忘れなく。
(3)高さのある収納家具
高さのある家具や収納用品を置くとどうしても部屋は狭く見えがちに。少なくとも目線よりも下に置くことを意識しましょう。もしすでに高さのある収納家具をお使いの場合は、できるだけ上のスペースに抜け感を作るだけでも印象は違って見えるはず。モノを詰めこみすぎないように、最低限のモノを飾る気持ちで使ってあげると良いかと思います。
(4)床にモノを置く
窓や壁が見えないと狭く見えるのと同様に、例えばバッグや本などが床に置かれていると、部屋がさらに狭く感じてしまう原因に。毎日使うようなバッグもかける収納にしてそれを習慣にすれば、手間もかからず床置きを防止できます。
(5)暗い色の収納用品
黒に近いダークな色は圧迫感が出やすいので、できるだけ白や淡い色を選ぶのがおすすめ。収納用品だけでなく家具や家電なども白系のものを選ぶ方がスッキリして見えます。もし暗い色のモノがある場合は、隠せるものは扉の中に収納したり、布をかけたり、小物やラグだけでも淡い色に変えるなど工夫してあげるといいですね。
心当たりはありましたか? 今すぐできることばかりなので、参考にしてみてください。
書いたのは
整理収納アドバイザー 木田結さん
効率化専門の整理収納アドバイザー。転勤族の一児の母。効率重視でくらしを“ラク”に整えられる方法やコツをインスタグラムやブログで発信中。オンラインの整理収納や家計簿レッスン、記事執筆を行う。
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