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唐田えりか、実生活でも友人の芋生悠と『朝がくるとむなしくなる』で初共演「大好きな芋ちゃんと共演できた時間は宝物になりました」

  • 2023.10.27
唐田えりか、実生活でも友人の芋生悠と『朝がくるとむなしくなる』で初共演「大好きな芋ちゃんと共演できた時間は宝物になりました」
(C)Ippo

大阪アジアン映画祭で「JAPAN CUTS AWARD」を受賞した話題作!

第18回大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門「JAPAN CUTS AWARD」を受賞して話題を呼んだ映画『朝がくるとむなしくなる』が公開されることが決定した。本作より本予告と場面写真、主演の唐田えりか、出演の芋生悠、石橋夕帆監督のコメントを紹介する。

本作は、「たとえわたし1人いなくたって、世界は回っていく」と人生に諦めを感じている女性が、疎遠になっていた元同級生との再会をきっかけに、自分らしさを取り戻していく再生の物語。日常の中で積み重なる小さな幸せと、大人になってから少しずつ育まれる友情に、静かに胸を打たれる感動作だ。

24歳、会社を辞め、コンビニでアルバイトとして働く希。バイト先でもなかなか馴染めず、現状を親にも伝えられないまま、日々肩身の狭い思いをしていた。そんなある日、中学時代のクラスメイト・加奈子がバイト先にやって来る。最初はぎこちなく振る舞う希だったが、何度か顔をあわせるうちに加奈子と距離を縮めていく。この偶然の再会をきっかけに、希の日常が少しずつ動き出していく──。

監督・脚本は、MOOSIC LAB 2018長編部門作品として制作された初長編『左様なら』(18年)が全国20館以上で公開され、ドラマや舞台、MVなど活躍の場を広げる石橋夕帆。長編2作目となる本作は、第18回大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門「JAPAN CUTS AWARD」を受賞。北米最大の日本映画祭、第16回JAPAN CUTSに正式出品、さらに第24回TAMA NEW WAVEある視点部門にも選出されている。

石橋監督が当て書きしたという主人公・希を演じるのは、『寝ても覚めても』(18年)で脚光を浴び、『の方へ、流れる』(22年)『死体の人』(23年)と主演・ヒロイン作が続く唐田えりか。人生を模索する等身大の女性を体現し、新たな境地を切り拓く。希を優しく受け止める加奈子役に、『ソワレ』(20年)『ひらいて』(21年)など話題作に出演し、スクリーンでの存在感を強める芋生悠。

今回紹介する予告では、主人公・希(唐田)が起きぬけにカーテンを開けようとしたところ、カーテンレールが壊れてしまうシーンから始まる。続く、コンビニでの慣れない接客業に戸惑い、店長からの急なシフト変更のお願いを苦笑いで受け入れる姿から、希が肩身の狭い日々を過ごしていることが伺える。

そんな中、希はバイト中に「飯塚さん?」と声をかけられる。振り向くと中学時代のクラスメイト加奈子(芋生)が立っていた。この偶然の再会を機に、ボウリングや居酒屋での楽しいひと時を過ごし、友情を育む2人。ニュースクール・ポップバンド、ステエションズが本作のために書き下ろした主題歌「PHEW」に乗せて、何も起こらなかった希の日常が、少しずつ動き出す様子が映し出されていく。

実生活でも10代の頃からの友人で、共演は初めてとなる唐田と芋生。到着したコメントでは、唐田は「大好きな芋ちゃんと共演できた時間は、宝物になりました」と喜びを綴っている。一方、石橋監督と『左様なら』に続くタッグを組んだ芋生は、「再び石橋監督と忘れられない時間を共にしました」と振り返り、石橋監督は「ふたりの信頼関係をベースにきっと素敵な作品を作れるだろうと思いました」とコメント。こうした彼女たちの信頼関係によって紡がれる、やさしく親密な映像は、解禁となった予告や場面写真からも垣間見ることができる。

■唐田えりかコメント

どうしたって朝はやってきてしまうし、朝はやってきてくれる。
心は日々、移り動かされるもの。
そっと背中を押してくださった石橋監督。
そして大好きな芋ちゃんと共演できた時間は、宝物になりました。
この映画が羽ばたく先に、どなたかの救いになりますように。

■芋生悠コメント

特別な思い出になった『左様なら』から、
再び石橋監督と忘れられない時間を共にしました。
友だちとの再会。
大好きなあのセリフ。
時にはおかしくて堪らなかったり。
感じたままに綴じ込めました。
何でもない自分が少し愛おしくなる映画です。
多くの方々に届きますように。

■石橋夕帆(監督・脚本)コメント

唐田さんと映画を作るならどんなお話がいいだろう、と考えたとき
自然とこの物語が浮かんできました。
そしてそこに芋生さんがいてくれたら、
ふたりの信頼関係をベースにきっと素敵な作品を作れるだろうと思いました。

学校に行って、会社に行って、あるいは家事や育児、介護をして。
“頑張る”を積み重ねていく事は、決して当たり前の事ではありません。
自分でも気がつかない内に心はどんどんすり減っていって
毎日当たり前のように朝がくるたび、小さな絶望を繰り返す。

それでも、誰かが「大丈夫だよ」って寄り添ってくれたら
それだけで何とか生きていけるような気がしたり、こんな自分も悪くないんじゃないかと思えたりする。

いまより少しだけ、いい明日がくる事を期待できるような
そんな作品になっていましたら幸いです。

『朝がくるとむなしくなる』は、12月1日より全国順次公開。

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