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整理のプロに聞いた!「捨てられない人」でも片付けが進む5つのコツ

  • 2023.10.26
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整理収納アドバイザーの大森智美です。片付けたい!と思ったときに多くの方が直面するのが「捨てられない」ではないでしょうか?片付けは捨てることが全てではありませんが、「多すぎるモノの量」が快適な生活を圧迫していることも事実。今回は捨てるのが苦手な方に試して欲しい片付けのコツを5つお伝えします!

①まず大事なのは「基準」を持つこと

「捨てられない」お悩みのなかには、「捨てるタイミングが分からない」「どれも必要な気がする」「捨てるには勿体ない気がする」と整理の判断が難しいと感じている方が多いのではないでしょうか?

物は「使えるか」「使えないか」で判断してしまうとモノの量を適正に保つのは難しくなってきます。なぜなら使っていない・出番の少ないものほど消耗せず壊れにくいからです。

まずは「基準」を持つこと。例えば、「使える・使えない」ではなく自分自身が「使いたいかどうか」。日々の暮らしで「役に立っているかどうか」。モノ視点ではなく、自分を基準に考えてみてください。

また、交換のタイミングが難しいタオルやインナー類は「〇年で交換する」など交換時期の基準を決めたり、ストックや日用品、キッチンツールやカトラリー、文具など「〇個あれば足りる」と分かるものは、使う頻度から持つ個数を基準として決めると必要な量に対して多いのか少ないのかが判断できます。

②全量を把握する

捨てられない方には「なんとなく持っていないと不安…」という方もいらっしゃいます。

そんな方にオススメなのが「全量を把握する」こと。よくお片付けで「全部出し」が大事と聞いたことはありませんか?全部出しすることで、自分が現在どれくらいの量を持っているのか視覚で把握することができます。

収納まるごと全部出してしまうと逆に心が折れてしまうので、アイテムごとでOK。例えば、紙袋・タッパー・ファイル・ペンなど、家からアイテムごとに集めてみてください。

全量を把握することで「もう買わなくても十分ある」ことや「持ちすぎている」ことなどに気づけるはずです。現状がしっかりと分かれば①で話した基準も考えやすくなります。

③「今すぐ」使う

手放すのは「もったいない」と感じたならばぜひ、「今すぐ使う」を選択してみてください。

物は使われない状態でしまい込まれている方がよっぽど「もったいない」状態。新品だったとしても使わないうちに劣化は進みますし、私たちの使いたい!という気持ちにも旬があります。

もったいないと思うのは、「まだ使える状態」だから。特にいただきものだと、自分のタイミングで購入していないので「いつか使いたい」としまい込んでしまいがち。

でもそこでしまい込んでは、ずっと使われないままになってしまうのでぜひ今収納から出して使って消費してみてください。沢山ある場合は古いものと交換するのもいいですね!

④一旦ない生活を体験してみる

本当になくても大丈夫か不安。そんな方は、ぜひ「ない生活を体験」してみてください。

悩んだら、慌てて捨てなくて大丈夫。本当に必要だなと思った1軍とまずは分けて、見えないところにおいて、ない生活を体験してみてください。1ヶ月ほどない生活を体験してみて「なくても大丈夫そう」と自分自身が納得したら、処分すればOK。

人は自分自身が納得しないと処分することは難しいです。ない生活を体験することで、「なければないでなんとかなる」とか「〇個で充分足りた」など①でお話した自分なりの「基準」も明確になります。

⑤買い方を考える

根本的な話にはなりますが、やはり「買う」よりも「処分する」方が何倍もエネルギーを使います。きっと、「捨てられない」で悩んでいる方なら分かりますよね。なんとなく買ったもの、なんとなく貰ったものでも、壊れたり処分しない限り長い間家に存在し続けます。

今からでも遅くないので「未来の自分」のために買う時こそ意識して真剣に選んでみてくださいね。モノが入ってくる入り口を狭くすることで片付けはだいぶ楽になります。

いかがでしたか?物を減らすことは、大変で辛いことで一見エコではないような気もしますが、その大変さを乗り越えるとモノへの接し方が変わり、買い方が変わります。

必要な量だけで生活できるようになると、無駄なものを買わなくなります。ぜひ記事を参考に、自分に必要な量(=適正量)になるよう片付けを頑張ってみてくださいね!

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