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【一人暮らし・狭い部屋対策】ベッドをやめて“三つ折りマットレス”にしてみたら想像以上の快適さ

  • 2023.10.26

今住んでいる狭い部屋を広くする方法は?

約6畳の部屋にセミダブルのベッドを置いている筆者の仕事部屋。その面積の約1/4がベッドに占領されている状況
約6畳の部屋にセミダブルのベッドを置いている筆者の仕事部屋。その面積の約1/4がベッドに占領されている状況

もう少しでいいから部屋が広かったら……。多くの人が1度は思ったことがあるでしょう。現在は北海道在住の筆者は、都内に住んでいた頃はいつも思っていました。そして、気になって調べてみたのが、東京23区内のワンルームマンションの家賃と一般的な広さです。

お金に関する疑問や最新のトレンドを発信するメディア「ファイナンシャルフィールド」の記事によると、東京23区内のワンルームマンションの平均家賃は93,000円。広さはだいたい20~25平方メートルが一般的なようです。

ちなみに20~25平方メートルのワンルームマンションのバス・トイレ、台所などを除いた純粋な部屋の広さは、間取りなどにもよりますが、だいたい7~9畳程度。11.3~14.6平方メートルになるようです。多くの方がこのスペースにベッドを置いているでしょう。

シングルベッドの面積が97×195cmで約1.9平方メートル、セミダブルベッドが120×195cmで約2.3平方メートルです。これを7畳間に設置するとシングルベッドなら約17%、セミダブルなら約21%を専有します。6畳間だと約19%と約24%、9畳間だと約13%と16%の面積を使用することになる計算なので部屋の中からベッドを無くすことができれば、約20%もスペースを広げることができる計算です。

とはいえ、寝心地などを考えるとベッドを無くすのは、なかなか難しいと言えるのではないでしょうか。

寝心地を譲れないなら「三つ折りマットレス」という選択がある

手っ取り早く面積を広くするには、下部の空間が確保できるロフトベッドを導入する、または敷き布団にするなどが思いつきますが、ロフトベッドや敷き布団では熟睡ができない筆者は、最低でも現在使っているベッド並の寝心地を確保したいところ。

そこで、コンパクトに折りたためて押し入れやクローゼットなどに収納可能、かつフローリングに敷いてもベッド並みの寝心地も追求できるという三つ折りタイプのマットレスを採用することにしました。

三つ折りタイプのマットレスは、有名ベッドメーカーなども発売しており、フローリングの上にそのまま敷いて眠ってもベッド並みの寝心地が得られ、使わないときは畳んで押し入れやクローゼットに収納できるというものが各社から発売されています。

一例としては、「フランスベッド」の「フォールドエアー」であったり、「オーストラリアナンバーワン」のマットレスブランド「コアラ」の「コアラフトン OASIS」、「NELPANDA」の「リーフ・マットレス」、「タンスのゲン」の「プレミアムポケットコイル三つ折りマットレス」など、さまざまな製品が出ているのです。

そのなかで今回はドイツブランド「エマ・スリープ」の新製品「エマ・敷布団 プレミアム」を試し、部屋を広く使えたか、寝心地はどうか、を検証してみました。

実際にベッドを「3つ折りマットレス」に変えてみる

セミダブルベッドからシングルサイズになったこともありますが、高さも8cmしかありませんので、部屋が急にすごく広くなったように感じます
セミダブルベッドからシングルサイズになったこともありますが、高さも8cmしかありませんので、部屋が急にすごく広くなったように感じます

約6畳の筆者の仕事部屋には、以前使っていたセミダブルのベッドが設置してあり、部屋の広さの約24%、1/4をベッドが占領していました。

しかし、原稿書きなどの作業に煮詰まるとベッドの上でごろごろしたり、仮眠をとったりするクセのある筆者はベッドなしにするわけにもいかず、邪魔だなと思いつつもセミダブルのベッドをそのままにしていたわけです。

ここに三つ折りマットレスを導入しました。元のセミダブルベッドが約120×195×高さ45cmで、「エマ・敷布団 プレミアム」は約195×97×高さ8cm。入れ替えてみると部屋は劇的に広くなった印象です。

三つ折りにすれば押し入れやクローゼットにしまっておくこともできますし、立てかけておくこともできるので、使わないときはさっと畳んで立てかけてスペースを作り、眠いときはパッと広げるだけで横になれるのでとても便利です。

重要な寝心地ですが、筆者は普段はウレタンフォーム系のベッドで寝ているのですが、今回のテストで同じウレタンフォーム系のマットレスで寝て目覚めた際に寝心地の差をあまり感じませんでした。

厚さが8cmと薄いため、手をついたり、ヒザをついたりした際に底付き感があるのではと心配したのですが、フローリングにそのまま敷いても床の硬さを感じることはありませんでした。

ベッドらしい包み込まれるような柔らかさと、しっかりと体重を分散し、支えてくれる感触はかなり上質と言えるのではないでしょうか。独身の頃使っていたような安価なベッドに比べたらはるかにベッドらしい寝心地です。予備のベッドや来客用としては十分以上と言えます。

部屋のスペース確保と快適な寝心地を両立できた

筆者の場合6畳間のセミダブルベッドを三つ折りタイプに入れ替えたので、部屋のスペースは約24%ほど広くなりました。周りの空間を含めると約1/3がベッドスペースになっていたので、劇的に空間に余裕ができたと言ってよいレベルです。

寝心地についても、敷き布団の下に敷くマットレスですが、寝心地はベッドマットレスに引け劣らないことにも驚き。筆者はウレタンフォーム系の寝心地が好きなので、こちらを選びましたが、コイルスプリングの三つ折りマットなども販売されているので、好みに合わせてセレクトするのもありでしょう。

ちなみに今回導入した「エマ・敷布団 プレミアム」は通常価格9万7000円とやや高価。公式サイトでセールや割引クーポンが発行されることがよくあるようなので、それらを活用するのがよさそうです。また、「エマ・スリープ」には5年保証や100日のお試し期間などがあったので、しっかりと寝心地を試したり、他メーカーの商品と比較して選んでみてもいいかもしれません。

部屋を広く使いたいが、フローリングの上に従来からの布団では熟睡できないなどと悩んでいる方は、ぜひ三つ折りタイプのマットレスを検討してはいかがでしょう。

(千秋)

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