1. トップ
  2. おでかけ
  3. 【六本木】「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」華麗なるイヴ・サンローランの軌跡@国立新美術館

【六本木】「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」華麗なるイヴ・サンローランの軌跡@国立新美術館

  • 2023.10.26

国立新美術館(東京・六本木)にて、「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」が2023年12月11日(月)まで開催されています。イヴ・サンローランが独自のスタイルを確立するまでの40年にわたる歴史をルック110体のほか、アクセサリー、ドローイング、写真を含む262点によって華麗なる軌跡を紹介する貴重な展覧会です。

出典:リビング東京Web

会場入口 ※撮影は会場の指示に従ってください。

「モードの帝王」没後日本で初の大回顧展!

イヴ・サンローランはクリスチャン・ディオールの急死をうけ、1958年にディオールのデザイナーとして21歳の若さで鮮烈なデビューを飾ります。1962年からは自身のブランド「イヴ・サンローラン」を発表しました。

出典:リビング東京Web

展示風景

イヴ・サンローランは、2002年の引退まで約半世紀にわたって世界のファッションシーンをリードし、サファリ・ルックやパンツスーツ、ピーコート、トレンチコートといったアイテムを定着させるなど、女性たちのワードローブに変革をもたらしました。

出典:リビング東京Web

展示風景

現代にまで続く女性の普遍的なスタイル

展覧会場に一歩足を踏み入れるとイヴ・サンローランの世界観に満ち溢れています。

まるでファッションショーの会場の様な演出です。イヴ・サンローランはピーコート、パンツスーツ、トレンチコート、タキシードなど、先駆的に紳士服を女性向けに改良したことで注目されるようになります。 19世紀末から英国海軍や漁師たちが船上の防寒服として着用していたピーコート。

出典:リビング東京Web

展示風景

イヴ・サンローランはピーコートをより女性らしく変化させデザインしました。

出典:リビング東京Web

展示風景

洋服だけではなく帽子も洗練されたデザインの作品が展示されています。

出典:リビング東京Web

展示風景

日本初公開のドレスなど262点を一挙公開

本展覧会ではイヴ・サンローランが1958年のディオールでの衝撃的なデビューから、引退する2002年まで40数年余りの間に発表された作品の変遷を網羅したオートクチュール*のルック110体のほか、ドローイング、写真、映像など貴重な資料を一堂に集めて展示されています。

*パリ・クチュール組合に加盟する高級衣料店や、そこで作られるオーダーメイドの一点物のこと。

出典:リビング東京Web

展示風景

各ドレスのデザイン、色使いが華やかでとてもエレガントですね。

出典:リビング東京Web

展示風景

豪華絢爛でとても素晴らしいドレスです。

出典:リビング東京Web

展示風景

洋服のデザインだけではなくアクセサリーの展示も見逃せません。素材は木、ラインストーン、ビーズ、羽、セラミック、パスマントリー(縁飾り、飾り紐)が使用されています。

出典:リビング東京Web

展示風景

イヴ・サンローランは舞台芸術の衣装デザインも手がけています。こちらのシンプルなドレスは、1967年に公開されたルイス・ブニュエル監督の映画『昼顔』のカトリーヌ・ドヌーヴのためにデザインされた衣装です。

出典:リビング東京Web

セヴリーヌ・セリジーのドレス 1967年に公開されたルイス・ブニュエル監督の映画『昼顔』のカトリーヌ・ドヌーヴのためのデザイン © Yves Saint Laurent © Sophie Carre

芸術作品から着想を得たスタイルの確立

1988年春夏コレクションのためにフィンセント・ファン・ゴッホが1世紀前の1888年と1889年に描いた《ひまわり》と《アイリス》にオマージュを捧げたジャケットです。メゾン・ルサージュの職人によって600時間以上の手仕事で仕上げた刺繍です。ビーズ、スパンコール、リボンの絶妙な配置が立体感と躍動感を感じさせる洋服です。

出典:リビング東京Web

《アイリス》イヴニング・アンサンブルのジャケット―フィンセント・ファン・ゴッホへのオマージュ 1988年春夏オートクチュールコレクション

イヴ・サンローランが1965年に発表したミニドレス。 オランダの抽象画家ピエト・モンドリアンの作品に着想を得てデザインされたこの服は、白地のシンプルなワンピースが黒の水平線と垂直線で分割され、そこに三原色が大胆に配されています。

出典:リビング東京Web

カクテル・ドレス―ピート・モンドリアンへのオマージュ 1965年秋冬オートクチュールコレクション

このドレスは、若い顧客に受け入れられアメリカでは大量生産され注目されたドレスです。本展覧会のメインビジュアルにもなっているデザインです。

出典:リビング東京Web

カクテル・ドレス―ピート・モンドリアンへのオマージュ 1965年秋冬オートクチュールコレクション © Yves Saint Laurent © Alexandre Guirkinger

こちらの展示スペースのドレスもどれもデザインが洗練されており現代でも通用するドレスかと思います。

出典:リビング東京Web

展示風景

イヴ・サンローランの手掛けた舞台芸術衣装も展示されており、デザインの独創性にも注目です。

出典:リビング東京Web

展示風景

貴重なデザイン画も今回展示されています。展示されている洋服と比較しながら鑑賞できるのも魅力です。

出典:リビング東京Web

展示風景

イヴ・サンローランは豪華絢爛なドレスも魅力的ですが、マニッシュなデザインの洋服も女性らしさの魅力を引き出してくれるエレガントなデザインが魅力です。

出典:リビング東京Web

展示風景 © Musée Yves Saint Laurent Paris

ミュージアムショップではイヴ・サンローランのデザインの洋服のポストカードが販売されています。

出典:リビング東京Web

ミュージアムショップ

イヴ・サンローランが日本を訪問した際の貴重なビデオ上映もあり本展覧会の見どころの一つです。展示されている洋服は今の時代でも十分魅力的なデザインで、ときめきが感じられる豪華絢爛な美の世界、「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」。イヴ・サンローランの魅力を是非会場で体感されてみてはいかがでしょうか。

元記事で読む
の記事をもっとみる