1. トップ
  2. おでかけ
  3. 【中央区春吉】あの「ホテル イル・パラッツォ」がリニューアルオープン!

【中央区春吉】あの「ホテル イル・パラッツォ」がリニューアルオープン!

  • 2023.10.25
  • 3636 views

こんにちは♪リビングふくおか・北九州Web地域特派員のみずぽんです。 福岡に、建築界の巨匠が手掛けたホテルがあることをご存知ですか?日本を代表するインテリアデザイナー内田繁氏がアートディレクターを務め、イタリア人の世界的な建築家アルド・ロッシ氏とのコラボで、1989年に開業したデザインホテルの先駆け「ホテル イル・パラッツォ」です。

このたび約2年の改修を経て「Re-Design」され、10月1日にグランドオープン!内覧会と試食会に参加させていただきましたので、レポします♪

ホテル イル・パラッツォのデザインの魅力

大規模改修、リ・デザインプロジェクトに携わった方々から、オープン当初のエピソードや、どのようにリニューアルをしたのかを伺いました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

左から、ワンファイブホテルズ(株)・北﨑社長、いちご地所(株)・細野社長、内田デザイン研究所・長谷部代表です

出典:リビングふくおか・北九州Web

当時「春吉の街のイメージを変える。デザインの力をフルに使う」とエリア開発のシンボルとして建てられた「ホテル イル・パラッツォ」。1990年に「福岡市都市景観賞」、1991年には「アメリカ建築家協会(AIA)名誉章(アメリカ国外で初受賞)」を受賞しています・・・福岡県外から建造物マニアの友人が遊びに来たら、見に連れていきたくなる輝かしい受賞歴ですよね!

このファサードは、ヨーロッパの教会などの古典建築と、日本の伝統建築からのインスピレーションの相乗効果で、誕生したそうです。ロッシ氏が西本願寺御影堂を見てインスピレーションを受けたと伺い、興味深かったです。 赤い大理石は、イラン産で、日本とイタリアの中間にあるから採用されたとか。春吉地区の周辺環境と那珂川のウォーターフロントを意識し、地域の全体像を探ろうと、ロッシ氏は、春吉と福岡の気配と景観をつかむために、周辺地域をくなまく歩き回ったそうです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

室内も建築と連動するように、当時は灰皿・コースターまでオリジナルでデザインされていたそうです。

地下のフロアの様変わりに、とても驚きました~!!地下1階が会場のイベントに何度か参加したことを思い出して懐かしかったです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

ディスコ、イベントホールなど時代やニーズに合わせて独自のカルチャーを発信してきた地下空間は、大型ラウンジに生まれ変わりました。ホテル内にあったロッシ氏デザインのバー「EL DORADO(エル・ドラド)」のシンボル・黄金のファサード(壁面)を移設。手前には内田氏によるインスタレーション作品「Dancing Water(ダンシングウォーター)」が配置されています。「水っていろいろなものを浄化してくれて、見ていて飽きない、ほっとする場所ですよね。中庭の真ん中に水があってみんなが集う、湖のようなレストランになれれば」と長谷部さんは話していました。

客室は、オープン当初は日本人がゆったりできるように考えられていて、お風呂に洗い場を作ったり、日本っぽくベッドを低くしたりといった工夫がされていました。 リニューアル後は、インバウンド需要も考え、現代感覚で心地よさを追求。2階には天井高4m、外気に触れることのできる空間(バルコニー)付きの客室が誕生しました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

都心でバルコニーのあるホテルってなかなか珍しいですよね。 天井も高いですが、ベッドも高さがありました。スランバーランド社の最上級クラスのダブルクッションのベッドだそうです。疲れも取れそうですよね。

出典:リビングふくおか・北九州Web

3階の客室です。壁側の水色の背もたれの椅子のサイズもベッドの高さも、天井高のお部屋に比べると、気持ち、低いような気がしました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

海外のホテルのような廊下。アーチ型の天井が印象的です。

出典:リビングふくおか・北九州Web

こちらは3階のエレベーター前。各フロアに、ロッシ氏が描いたスケッチがプリントされた鏡と、内田氏がデザインしたオリジナルの時計が設置されています。鏡のイラストは、地下1階から8階までのすべての鏡を並べると1枚の絵になります。他の階の鏡の絵は、実際に足を運んで、見てみてください♪

出典:リビングふくおか・北九州Web

緑が印象的なバーカウンターを兼ねたレセプション。

出典:リビングふくおか・北九州Web

階段を上る必要があったエントランスは、1階から段差なく直接アプローチ可能になりました。1989年のオリジナルの配色を踏襲したエントランスは「結界」をイメージしているそうです。内田繁氏は、赤・緑・青の3色を活かすインテリアを考えたそうですが、赤いバラを飾ることで、赤い花びら、緑の茎と葉、ライトの青で、赤・緑・青3色が成立しています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

ラウンジへと続くエントランスは、青く輝く異空間への扉。奥には内田繁氏デザインの一輪挿しにバラの花が飾られています。

リ・デザインに伴い、1989年開業時のホテルロゴデザインが復活しました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

お料理の魅力

多様なスタイルの約130席がひとつの空間でつながるラウンジ「EL DORADO」は、朝7時~深夜3時まで、人数・時間・シーンにあわせた使い方が可能です。 朝食からディナーまでビュッフェが楽しめて、21時以降はバーラウンジとして、照明を落とした大人の空間で過ごせます。宿泊者以外も利用可能。特にスイーツが充実していましたので、スイーツビュッフェとしての利用も楽しめそうです♪ランチは11:00~14:00、アフタヌーンティーは14:00~18:00、ディナーは18:00~21:00。時間帯によって、約50種類のビュッフェの内容が変わります。しかも1名1900円!魅力的ですよねー!

ビュッフェの全体像です。11mもの長さのビュッフェテーブルです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

ズームアップしてご紹介します。まずはお野菜コーナー。

出典:リビングふくおか・北九州Web

おつまみに良さそうなコーナー。

出典:リビングふくおか・北九州Web

種類が豊富ですよね♪

出典:リビングふくおか・北九州Web

アルド・ロッシ氏のスケッチ、迫力あるサイズです!温かいおかずコーナーから、ピザ、スープときて、チョコレートコーナーです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

チョコレート、フルーツと続き、、、

出典:リビングふくおか・北九州Web

スイーツのターン♪

出典:リビングふくおか・北九州Web

どれを選ぶか種類が豊富すぎて悩みました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

マカロンとベーグル。ジャムが瓶なのが良いですね!

出典:リビングふくおか・北九州Web

ドライフルーツの種類も豊富でした。

出典:リビングふくおか・北九州Web

ドリンクコーナー。

出典:リビングふくおか・北九州Web

このように盛りつけしました。とてもお腹いっぱいになりました。食材がとてもカラフルですよね♪

出典:リビングふくおか・北九州Web

どのお料理も大変おいしくいただきました!ママ友会や家族、そして、この場所を懐かしい!と思う旧友と、また利用したいです。デザインの力ってスゴイですよね・・・良いデザインは風化しないということを改めて感じました。

HOTEL IL PALAZZO (ホテル イル・パラッツォ) 福岡市中央区春吉3-13-1 0570-009-915 HOTEL IL PALAZZO 公式サイト

元記事で読む
の記事をもっとみる